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院長BLOG

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禁煙治療に失敗する人

2012.8.06 カテゴリー|その他の治療について

 当院は開業当初から禁煙治療を行っております。

 実際に禁煙治療を行った患者さんの数は100例を超えています。成功率は60%くらいです。

 つまり40%くらいの患者さんは禁煙治療に「失敗」しています。

 

 どういう人が、禁煙治療に「失敗」するのかというと

 

①1日のタバコの本数が30本以上のヘビースモーカー

②禁煙治療を受ければ、努力しなくても簡単にやめられると軽く考えて受診する人

③周りの人間に言われて、しぶしぶ禁煙外来を受診する人

 

 これらのうち一つでも該当する方は、禁煙治療の成功率が極めて低いので、医療費の無駄です。

 30本以上吸っている方は、少なくとも自分で努力して、本数を20本以下にしてから受診してください。

 

 禁煙治療が「成功」する人は、

 「タバコをどうしてもやめたいけど、自分の努力だけではやめられないから、助けて欲しい。」と真剣に禁煙治療を受けにくる方です。

 

 真剣に禁煙したいけど、止められない方はいつでも「禁煙外来」を受診してください。

左内側広筋のMPS

2012.8.03 カテゴリー|トリガーポイント注射

50代後半の女性

 

朝、立ち上がる時に左膝がコキンと鳴ってから、左膝がすごく痛くて歩けなくなり、その日のうちに当院を受診しました。

 

理学所見 膝関節の周囲の腫脹(-) 膝蓋跳動(-)

レントゲン所見 異常なし 骨折(-) 変形性膝関節症変化(-)

 

経過と診察結果から半月板損傷を疑いました。

しかし、丹念に触診をすると、内側広筋に圧痛点を複数認めました。

圧痛点にトリガーポイント注射を行ったところ、歩けるまで痛みが回復しました。

次の日に再度トリガーポイントブロック注射をしたところ、痛みはだいぶ良くなりました。

 

半月板損傷ではなく、内側広筋の「筋筋膜性疼痛症候群(MPS)」でした。

 

僕が「筋筋膜性疼痛症候群(MPS)」について知らなければ、おそらく「半月板損傷」と誤診していたことでしょう。

そして、診断のために「MRI」をオーダーして、MRIに異常があれば、「手術」を勧めていたことでしょう。

(MRIで、異常が見つからなければ「心因性疼痛」と診断して、心療内科に紹介していたかもしれません。)

 

MPSについて知っていたおかげで、患者さんによけいな負担をかけずに済んで、よかったです。 

「手術は出来ない」と言われた腰椎すべり症の患者さん

2012.8.03 カテゴリー|トリガーポイント注射

73歳の女性

 

7年前から両臀部の痛みと両下肢の痺れがあり、4年前に某総合病院を受診して、「腰の骨がずれているけど、高齢なので手術は出来ない。悪化しないために、安静にしているように。」と言われ、そのあとはずっと我慢をしていました。

 

3年くらい前からは、両臀部から太ももの痛みがひどくて眠れなかったようです。

 

5月に知人に「にしぼり整形外科で注射してもらえばよくなる。」と言われ、当院を受診しました。

 

上図のように、両中臀筋にトリガーポイントを認めました。週1回トリガーポイント注射を続けました。

 

症状はだいぶ改善して、夜もぐっすり眠れるようになりました。

 

もともと、注射は大嫌いだそうですが、トリガーポイント注射をするとよくなることが分かったので、毎週欠かさず注射に通ってきています。

選手

2012.8.03 カテゴリー|その他

今日も「ふれラジいばらき」にメッセージを送りました。

メッセージテーマは「選手」でした。

 

ラジオネーム ぼりぼりぼりいいいいいいい

 

今さん 梅島さん

こんにちは

以前に読んでいただいたメッセージにも書きましたが、僕は子供のころからぶっちぎりで運動が苦手でした。

それでも基礎体力をつけるために、大学時代は野球部に所属していました。

野球部の中ではダントツに下手くそで、練習の足を引っ張るような状態でした。

当然ながら公式戦に出られる「選手」には最後までなれませんでした。

しかし、そんな僕も一度だけ選手に選ばれました。

野球ではなく、学園祭のイベントの「部活対抗駅伝大会」の選手としてですが・・・・・。

でも、その駅伝大会で、たまたま組み合わせがよく、出場した区間の区間賞を獲得しました。

運動音痴の僕にとって、この「区間賞」の賞状が、スポーツでもらった唯一の賞状です。

そんなわけで、今でもその賞状は大切にしまってあります。

 

 

 

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