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腸脛靭帯炎に対するトリガーポイント注射

2012.9.20 カテゴリー|トリガーポイント注射

ソフトボール部に所属している14歳の少女が、左膝痛で受診しました。1週間前から運動により悪化する左膝外側の痛みがあり、腸脛靭帯に圧痛があったので、腸脛靭帯炎と診断しました。

http://www.geocities.jp/junyoshida119/chiryoucyoukeizintai.html 

 

1年前にも、同じ痛みがあり、別の整形外科で物理療法を受け、半年間運動を休んで良くなったそうです。腸脛靭帯炎は運動のやりすぎによる炎症なので、運動を休めば良くなります。また、半年くらい休めば自然と良くなるでしょう。しかし、すぐに新人戦もあるので、なるべく早く治してあげるために、圧痛点にトリガーポイント注射をしました。1週間後に再診してもらったときは、すっかり痛みがなくなっていたので、運動を許可しました。

 

中学校の部活動は、実質2年間しかありません。治療のために、また半年も休んだら、この少女の部活動の思い出は、同級生の半分になってしまいます。なるべく早く痛みをとってあげることも、整形外科医の大切な仕事の一つです。 

 

トリガーポイント注射は、腸脛靭帯炎、シンスプリント、足底腱膜炎、オスグット病などのスポーツ障害にも有効です。

 

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