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転んでから膝が伸びなくなった変形性膝関節症のおばあちゃん

2012.11.12 カテゴリー|トリガーポイント注射

82歳女性

 

骨の変形がかなり進行した両変形性膝関節症があり、30年前から某総合病院に通院していました。しかし、レントゲン上の変形のわりに、痛みはたいしたことなく、畑仕事もできていたので、湿布を貰っていただけでした。

 

3週間ほど前に転倒してから、痛みのため左膝が伸ばせなくなり、歩けなくなりました。痛みのため夜も眠れないほどなので、近所の接骨院を受診しました。そこで、膝が伸びないのは膝が脱臼しているからではないか?と言われ、当院を紹介されました。

 

すぐにレントゲンを撮りました。上がそのレントゲンです。骨折や脱臼はなく、高度の変形性膝関節症を認めるだけでした。触診をすると、左腓腹筋が腫れて緊張していて、圧痛を認めました。

8120.jpg

腓腹筋の外傷性筋筋膜性疼痛症候群と診断し、圧痛部にトリガーポイント注射を行いました。

 

1回の注射で、夜眠れるようになりました。

5回の注射で、圧痛部を押さえれば歩けるようになりました。

7回の注射で、杖歩行ができるようになりました。

8回の注射で、膝が元通り伸ばせるようになりました。

 

レントゲンで骨がものすごく変形していると、痛みの原因をそこに求めたくなりますが、骨折や脱臼をしてなければ、骨が痛むことはありません。(正確には、骨折や脱臼で痛むのも骨ではなく、骨膜や筋肉などの周辺組織です。)

 

痛いのは骨ではなくて筋肉なのです。

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