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院長BLOG

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当院のイケメンインストラクターが求人誌の表紙を飾りました。

2013.1.30 カテゴリー|その他

当院の加圧トレーニングインストラクターの河原井が、無料求人情報誌「アルゾ」の表紙を飾りました。

実物はもっとかっこいいですよ。

手の痺れは首を疑う前に手根管症候群を疑いましょう

2013.1.29 カテゴリー|その他の治療について

62歳の女性

 

昨年の春に内職の仕事を始めてから、両手にしびれが出現しました。

9月ごろ整形外科を受診して、疲れからくるものだろうと言われビタミンB12だけ処方されました。

12月ごろから、痺れと痛みが悪化して、別の病院の整形外科を受診しました。そこで、首のレントゲンを撮り、異常を認めなかったので、「原因不明」ということで、痛み止めが処方されました。

1月には、リウマチが専門の整形外科医の診察を受けました。血液検査やレントゲンの検査を受け、「リウマチではない」といわれ、やはり痛み止めが処方されただけでした。

 

最近、テレビを見ていたら、まったく自分と同じ症状の病気について説明していました。

「手根管症候群」

『私の病気は、これだ!』と思い、息子さんにネットで検索してもらったら、当院がヒットしたので、車で1時間以上かけて当院を受診されました。

 

手を酷使してからしびれが出たこと、

両手の母指から薬指の親指側にかけて知覚障害があること、

母指球の運動麻痺があること(パーフェクトゼロテスト陽性)、

手根管の圧迫で痺れが出ること(ファーレンテスト陽性)であること

など、典型的な手根管症候群でした。

 

「手の痺れ」がでたら、首を疑う前に、「手根管症候群」を疑いましょう。

ぎっくり腰(ぎっくりケツ)の治療

2013.1.29 カテゴリー|トリガーポイント注射

47歳の女性

 

3日前にかがんだときに、左腰部~臀部~大腿外側にかけての痛みが出ました。

友人に勧められて、当院を受診しました。

 

以前から腰痛や右臀部痛があり、良くなったり悪くなったりを繰り返していました。

6年前に整形外科医から椎間板ヘルニアと診断されたことがあるそうです。

 

触診の結果、大腰筋、小臀筋、中臀筋にトリガーポイントを認めました。

トリガーポイント注射をして、マックスベルトをきちんと装着してあげると、痛みが劇的に改善しました。

 

触診や注射をしながら、患者さんに話しかけました。

   

「今回の痛みの原因はぎっくり腰とぎっくりケツです。ぎっくり腰は、腰やおしりの筋肉の急激な痙攣が原因です。椎間板ヘルニアは関係ありません。ヘルニアが原因なら、手術でヘルニアを除去しない限り、同じ痛みがずっと続くはずです。痛みが良くなったり、悪くなったりするのは、痛みの原因が筋肉の痙攣だからです。痙攣を起こしている筋肉に、注射をすることで痛みを減らすことができます。」

 

 トリガーポイント注射が劇的に効いたので、患者さんも僕の説明に納得してくれました。

腓腹筋のMPSと誤診した陳旧性アキレス腱断裂の1例

2013.1.25 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

30歳男性

 

3か月前にフットサル中に左ふくらはぎに痛みが走り、某整形外科を受診しました。そこで「肉ばなれ」と診断され、2週間外固定を受け、その後湿布で治療を受けていました。

治療で、ふくらはぎの痛みはとれましたが、足首周辺の痛みがとれないため当院を受診しました。

 

上図のように腓腹筋にトリガーポイントを認めたため、腓腹筋の外傷後のMPS(筋筋膜性疼痛症候群)と診断し、トリガーポイント注射を行いました。

その後、通院してきませんでしたが、1月後に再度受診しました。

「最初よりよくなっているけど、まだ痛い」

というので、もう一度、トリガーポイント注射をしました。

その2週間後に再度受診しました。そして、

「最近、アキレス腱のところがへっこんでいることに気が付いた。」

というのです。

 

一瞬、冷や汗が流れました。

触ってみると確かに、アキレス腱が凹んでいます。

念のためエコーで確認してみました。

6158a.jpg

確かにアキレス腱が切れています。

上の写真ではわかりにくいので、線を入れてみました。

白い線で囲んであるところが踵の骨です。

青い線で囲んであるところがアキレス腱です。

6158b.jpg

アキレス腱がばっちり切れているのがわかると思います。

 

アキレス腱断裂を見逃していたことを正直に誤り、水戸協同病院に紹介して手術をしてもらいました。

 

前医の「肉ばなれ」という診断を鵜呑みにしてしまったこと。

筋肉ばかり触診して、アキレス腱をちゃんと触らなかったこと。

などが、アキレス腱断裂を見逃してしまった原因でしょう。

乳幼児がいる家庭ではティファールの電気ポットを使ってはいけない!

2013.1.25 カテゴリー|湿潤療法

 練馬光が丘病院の夏井睦先生のHP「新しい創傷治療」からの引用です。

 http://www.wound-treatment.jp/title_new.htm

 


 以前から問題にしているティファールの電気ポットによる小児のヤケドだが、本当に多い。昨年4月の開設以来,既に6人の患者が受診されていて,「電気ポットが倒れてお湯がかかって」という患者さんのほとんどはティファールか、そのパチモン電気ポットが原因である。その他の電気ポットでは発生していないのだから、いわば「電気ポットのヤケドと言えばティファールの独擅場」状態であり、「ティファールにのみ特異的にヤケドが発生している」状態である。


 原因はもちろん、ティファールだけが唯一、倒れたらお湯が吹き出る(こぼれ出る)構造をしているためだ。伝聞では,ティファール側は「これはデザインであり、倒す方が悪い」と言っているらしく、倒れてもお湯が出ない形にする気はサラサラないようだ。と言うことは、ティファールによる小児のヤケドは増えこそすれ、当分、減ることはないということだろう。全くもって迷惑な話である。少なくとも,日本のメーカーでは絶対にない企業姿勢でだと思う。


 消費者庁あたりが動いて改善勧告を出すか,販売停止にしてもらわないと,今後もティファールによるヤケドが増えていくはずだ。


 そういうわけで,「乳幼児のいる家庭ではティファールの電気ポットは使わない」ということで対抗していくしか手がなさそうである。


 

 日本のメーカーの電気ポッドは、子供が電気コードに引っかかった場合、ポッドから電気コードが外れて、ポット自体は倒れないようになっていますし、最悪倒れても、中のお湯が出てこないように安全対策をしてあります。しかし、ティファールにはそのような安全対策が全く施されていません。

 

先日はウォーターサーバーをいじっていてお湯が出てきて、ヤケドをした赤ちゃんが来ました。

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/01/post-175.html

炊飯器の蒸気でヤケドした赤ちゃんもいました。アイロンでヤケドした赤ちゃんもいました。

 

 赤ちゃんは好奇心旺盛なので、大人が思いもしないような行動をします。親は想像力を働かせて、子供の手が届くところに危険なものを置かないよう努力しなければいけません。

 

 ティファールの電気ポッドは明らかに危険なものです。乳幼児のいる家庭では使用すべきでありません。

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