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院長BLOG

大人の低温やけどの治療

2013.4.24 カテゴリー|湿潤療法

33歳男性

 

 1月中旬に湯たんぽで低温やけどをしました。県南地区の総合病院の皮膚科でガーゼとゲーベンクリームによる治療を受けていましたが、良くならないため、1か月後に当院を受診しました。

 

 上の写真が、初診時の状態です。壊死組織で覆われた低温やけどが3か所あります。浸出液はほとんどなく乾燥していました。

 

 まず壊死組織を溶かすためにワセリンをたっぷり塗りプラスモイストで覆いました。

 

 壊死組織は徐々に溶けてきました。

 

 1週間後に、ヤケド周囲の痛みと腫脹が出現しましたが、抗生剤の内服で1日で痛みは消えました。

 

 以後は、自宅で入浴後にプラスモイストを交換してもらい、通院は2週間に1回程度にしました。

 

 2週間後 壊死組織はきれいに溶けました。

8577b.jpg

 4週間後 壊死組織が溶けて欠損した部分に皮膚が再生されてきています。

8577c.jpg

 2か月後 皮膚は再生されました。

8577d.jpg

 皮膚が黒っぽいのは色素沈着です。低温やけどでは色素沈着が避けられません。

 

 色素沈着は、今後徐々に薄れていって、3~5年くらいたつとほとんど目立たなくなります。

 

 元のガーゼとゲーベンの治療を続けていたら、最後は皮膚移植術が行われます。皮膚移植の痕は、一生残ります。

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