HOME > 院長BLOG > 2013年7月

院長BLOG

1  2  3  4  5

薄毛、乾燥肌、敏感肌に効果?「湯シャン」派が増えているわけ

2013.7.31 カテゴリー|医療に関する迷信

インターネットでこんな記事を見つけました。

http://matome.naver.jp/odai/2137509702912627301

 

洗髪にシャンプーやリンスを使わないで、お湯だけで洗う「湯シャン」派が増えているようです。

ちなみに、私も5年以上前から「湯シャン」です。

「湯シャン」だと、髪の毛がサラサラになるし、フケは減るし、痒みも、臭いも減っていいことばかりです。

シャンプーをしていたころは1日でも洗髪をしないと、髪の毛がベタベタになって、超気持ち悪くなりましたが、「湯シャン」だと3日くらい洗わなくてもサラサラです。

 

洗髪にはシャンプーとリンスが必要という考えは、シャンプー会社が作り上げた幻想です。

 

関連ブログ

頭皮の脂漏性湿疹や、フケ、痒みはシャンプーなし洗髪で治る

https://nishibori-seikei.com/blog/2012/12/post-154.html

 

痛みが出ることはなるべくやらない

2013.7.29 カテゴリー|トリガーポイント注射

患者さんからよく聞かれる質問のひとつに 

「〇〇はやってもいいですか?」

というものがあります。

中には非常に細かく「〇〇はいいですか、■■はどうですか?△△くらいならいいですか?」と聞いてくる方もいます。

 

僕の答えは、いつも同じです。

「〇〇をすると痛みが出ますか?痛みが出るならやらないでください。痛みが出ないならいくらやっても構いません。」

 

例えば、同じ腰痛でも痛みの原因になっている筋肉が、大腰筋か傍脊柱筋か、小臀筋か中臀筋かでは痛みが出る動作が全く違ってきます。

痛みが出る動作は、痛みの原因になっている筋肉に負担がかかっている動作です。このような動作を続けていると痛みは悪化します。

逆に、痛みが出ない動作は、原因になっている筋肉に負担がかからない動作です。いくらやっても構いません。

 

歩くと痛みが出る人は、なるべく歩かないようにしましょう。

走ると痛みが出る人は、なるべく走らないようにしましょう。

運転すると痛みが出る人は、なるべく運転を控えましょう。

 

痛みが出ることはなるべくやらないようにしましょう。

痛みが出ないことは、いくらやっても構いません。

むち打ち症にもトリガーポイント注射が効きます

2013.7.26 カテゴリー|トリガーポイント注射

50代男性

 

追突事故にあい、強い後頸部痛が出現し、そのまま某総合病院の救急外来に搬送されました。

そこで、レントゲンを撮り、骨には異常がなく、頸椎カラー固定と痛み止めの内服で様子をみるように言われました。

 

しかし、あまりに痛みが強いので、その日のうちに当院を受診しました。

下図の部位に強い圧痛を認めました。

9257.jpg

本人はあまり乗り気ではありませんでしたが、説得してトリガーポイント注射を打ちました。

注射の後、強い痛みは消えて頸椎カラーが外せるようになりました。

 

しかし、数日後に再診した際に、再度注射を勧めましたが、拒否されました。

前にも書きましたが、交通事故の被害者でトリガーポイント注射を受けてくれる人は、ほとんどいません。

この方の様に、実際に注射の効果を実感した人でも、拒否します。

おそらく、被害者意識が邪魔をして注射のような侵襲的な治療を受容できなくしているのでしょう。

 

関連ブログ

むち打ち症の治療

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/06/post-281.html

ティファールでヤケドした赤ちゃんは無事治りました

2013.7.22 カテゴリー|湿潤療法

7月12日に当ブログで

ティファールの電気ケトルでヤケドした乳児を紹介しました。

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/07/post-297.html

 

その後湿潤療法を行い、10日間で無事治りました。

 

左大腿

9093g.jpg

左足

9193f.jpg

右大腿

9193h.jpg

右足

9193e.jpg

 よかった。よかった。

 

県立〇〇病院にも湿潤療法ができる若手医師がいるようです

2013.7.19 カテゴリー|湿潤療法

5歳の女の子

 

急須のお湯をかけてしまい、腹部をヤケドしてしまいました。

すぐに近くの県立〇〇病院の救急外来を受診しました。

そこで、当直の若い先生にワセリンとラップによる湿潤療法をしてもらい、

「今後は自宅でお母さんがラップを交換してください。」

と指導されました。

 

自宅で治療することに不安を感じて、翌日当院を受診しました。

初診時の状態です。腹部に10×5㎝の2度の熱傷を負っていました。

9179a.jpg

水泡膜をやさしく除去してプラスモイストで覆いました。

後は自宅でプラスモイストを交換してもらいながら、3日に1回くらい受診してもらいました。

1週間後、浸出液が少なくなってきたのでハイドロコロイドに変更しました。

10日後にはきれいに治りました。

9179b.jpg

最初に救急外来で治療してくれた若い先生が湿潤療法をしてくれたので、早くきれいに治ったのだと思います。

 

通常、熱傷で救急外来を受診したら、翌日にその病院の皮膚科や形成外科を受診するように指導されるはずです。

しかし、県立〇〇病院の皮膚科や形成外科では湿潤療法を行われていません。

実際、湿潤療法を希望して県立〇〇病院から逃げ出してきたヤケドの患者さんがたくさんいます。

 

これは、私の憶測ですが、この若手医師は自分の病院の皮膚科に任せて、消毒とガーゼと軟膏による痛くて治りが悪い従来の方法で治療されてしまうことを恐れ、自宅で湿潤療法をするように指導したのではないでしょうか。

 

関連ブログ

伸筋腱が見えているヤケドも湿潤療法なら手術せず治る

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/07/post-285.html

 

 

1  2  3  4  5

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ