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トリガーポイント注射入門 凍結肩

2014.3.27 カテゴリー|トリガーポイント入門

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 五十肩をほっとくと(治療がうまくいかないと)、肩関節が拘縮して動きが悪くなり、凍結肩になります。

 凍結肩は、肩関節の関節包(関節を包む袋)自体が小さくなっているので、トリガーポイント注射では治せないと思っていましたが、つい最近、凍結肩の人たちは皆、肩甲下筋が硬くなっていることに気が付きました。そこで試に肩甲下筋にトリガーポイント注射を打ってみたら、予想より効果がありました。

 肩甲下筋のトリガーポイントを見つけるには、患側の手で頭を触ってもらい、その姿勢で腋の下の後ろ側の筋肉をつかむと見つけることが出来ます。(腋の下に手を入れるので、手袋してから探したほうがいいですよ。)

 

トリガーポイント注射入門 五十肩

2014.3.27 カテゴリー|トリガーポイント入門

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 五十肩のトリガーポイントは三角筋の前方部と棘下筋の遠位部にあります。

 三角筋のトリガーポイントは肩峰から2横指位下の三角筋前縁部にあります。三角筋と大胸筋のふくらみの間のへこんだ部分を押すと見つけられます。

 棘下筋のトリガーポイントは肩峰の後角から2~3横指下を押すと見つけることが出来ます。

 五十肩は早期にきちんと痛みをとることが大切です。痛みを我慢していると肩関節拘縮(凍結肩)になり、治療が困難になります。

トリガーポイント注射入門 背中から腕にかけての痛みとしびれ

2014.3.25 カテゴリー|トリガーポイント入門

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 背中から腕にかけての痛みとしびれの原因は、棘下筋のトリガーポイントです。肩甲骨の棘突起の下で肩甲骨内縁より2~3横指外側の肩甲骨上を上から順番に押していけば見つけることが出来ます。

 頸椎神経根症、肘部管症候群、胸郭出口症候群などと誤診されている患者さんの多くが、ここに圧痛を認めます。

 肩甲骨の上からさす分には気胸を起こす可能性はないので、肩甲骨にあたる深さまでさしてからネオビタカインを注入しています。

トリガーポイント注射入門 背中の下の方の痛み

2014.3.25 カテゴリー|トリガーポイント入門

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 背中の下の方の痛みは、背筋群のトリガーポイントにあります。女性のブラジャーのベルトがくるくらいの高さで、胸椎の棘突起から1~2横指外側にあります。

 

トリガーポイント注射入門 背中の上の方の痛み

2014.3.25 カテゴリー|トリガーポイント入門

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 背中の上の方の痛みは、肩こりに合併することが多いです。この痛みの原因は小菱形筋や大菱形筋にできたトリガーポイントです。痛みがある方の手で反対側の肩をつかんでもらうと、肩甲骨が前に移動します。その体制で肩甲骨の内縁に沿って、上から押していくと見つけることが出来ます。

 深く差しすぎると気胸をおこすことがあるので、十分に注意して打ってください。

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