2014.3.13 カテゴリー|トリガーポイント入門
膝の内側の痛みは、縫工筋や半膜様筋など鵞足に付着する筋群の腱にできたトリガーポイントが原因です。
これらの腱が膝の関節裂隙を通る部分に圧痛を認めます。「胡坐をかくと痛い」という方が多いです。また、鵞足そのものに圧痛を認めることもあります。筋痛症というよりは腱炎に近い症状なので、キシロカイン1mlにケナコルト0.5mlを混ぜて注射すると劇的に効くことがよくあります。
2014.3.13 カテゴリー|トリガーポイント入門
膝の内側から前にかけての痛みは、内側広筋のトリガーポイントが原因です。膝蓋骨の上縁から2横指位上で膝蓋骨の内側縁から1横指位内側の所にあります。内側広筋の筋肉の走行に沿って、近位に向かって何か所もトリガーポイントが並んでいる場合もあります。
ここにトリガーポイントができると、階段を降りるときや、急に立ち上がるときに膝に痛みを感じます。一般に変形性膝関節症と診断されている方のほとんどが、ここのトリガーポイントが原因です。
2014.3.13 カテゴリー|糖質制限
今朝の夏井先生のHPで紹介されていた。沖縄の渡辺信幸先生の記事です。
http://www.wound-treatment.jp/new-data/2014-0313/1.htm
渡辺先生は「噛むだけダイエット」の著者として有名です。
この記事の中で私が特に印象に残ったのは、
「雨ニモマケズ」の「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲ食べ」で有名な宮沢賢治さんは菜食主義でも知られますが、寿命が37歳でした。そのような粗食だった明治時代の日本人の平均寿命は40歳ほど。
という文章です。明治時代の作家や詩人は総じて短命でした。彼らが肉を食べていれば、もっと素晴らしい作品を世に残すことが出来たのかもしれませんね。
2014.3.12 カテゴリー|その他
岩間中学校の卒業式で、PTA会長として来賓祝辞をしてきました。我ながらうまくできたので、ここに載せちゃいます。
ただいまご紹介いただきました。PTA会長の西堀です。
卒業生のみなさん、本日はおめでとうございます。
保護者の皆様におかれましても、大きな区切りの日となることでしょう。
PTAを代表いたしまして、ひとことご挨拶を申し上げます。
これから卒業生のみなさんは、それぞれの新しい世界へと旅立って行かれます。皆さんは今、様々な能力が人生の中で最もレベルアップしやすい年頃です。いろいろなことに積極的にチャレンジすることによって、思いもかけない能力が覚醒し、たくさんのスキルを身に着けることが出来ます。このチャンスを無駄にしないために、あえて厳しいところにも飛び込んで自分を磨き、世の中の役に立つ人間に育ってください。岩間中学校で培った力を持って、大きく進化してほしいと願っています。
保護者のみなさまには、3年間PTAの活動にご協力いただきまして、本当にありがとうございました。
本日は誠におめでとうございます。
子供たちにわかりやすいように、レベルアップとかスキルとか能力覚醒とか進化とかパズドラの用語を入れときました。 「挨拶は短くわかりやすく、よけいなアドリブを入れない。」そのように心がけています。
2014.3.11 カテゴリー|湿潤療法
60代の女性
脱衣所でよろけて大腿部をストーブに押し付けてしまいジュッと肉が焼ける音がして受傷しました。翌日当院を受診しました。
初診時 太ももに10×20㎝のヤケドを認めました。ヤケドの表面に焦げた皮膚がくっついていたので、やさしく除去してハイドロコロイドで覆いました。
治療開始1日後 焦げた皮膚はきれいになくなりました。まだ浸出液が少なかったので再度ハイドロコロイドで覆いました。
治療開始3日後 浸出液がかなり増えてきたので、吸収力が高いモイスキンパッドを自宅で自分で交換してもらうことにしました。
治療開始8日後 上皮化が進み浸出液が減ってきたので、自宅でプラスモイストを交換してもらうことにしました。
治療開始11日後 上皮化がほぼ終了し、浸出液がほとんどなくなったため自宅でハイドロコロイドを交換してもらうことにしました。
治療開始15日後 きれいに治りました。
湿潤療法においては、浸出液の量やキズの状態を見ながら、適切な創傷被覆材に変更するのがポイントです。