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トリガーポイント注射入門 臀部~下腿の外側の痛みとしびれ

2014.3.10 カテゴリー|トリガーポイント入門

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 臀部外側から大腿、下腿の外側にかけての痛みとしびれのトリガーポイントは小殿筋にあります。

 大転子と腸骨陵を結ぶ線の中間地点くらいを圧迫すると見つけることが出来ます。

 症状からヘルニアや腰部脊柱管狭窄による第5腰神経根障害と診断されることが多いのですが、症状の原因は神経根障害ではなく、小殿筋にできたトリガーポイントです。

 小殿筋にトリガーポイント注射をすると、ごく稀に局所麻酔薬の作用で一時的に上殿神経麻痺による歩行障害が出現することがあります。注入量を1.5ml以下にすることである程度予防できるようです。

 また小殿筋のトリガーポイントには、腓腹筋外側頭のトリガーポイントが合併することが多いです。念のためふくらはぎの外側も触診してみてください。

虫歯(齲歯)の原因も炭水化物

2014.3.10 カテゴリー|糖質制限

夏井先生のHP「新しい創傷治療」で、虫歯と炭水化物についての素晴らしい論文が紹介されていたので、ここでも紹介させていただきます。

 
【主食による歯の喪失】
 
 
この論文によると、炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素のうち虫歯の原因になるのは炭水化物(糖質)だけだそうです。
また、米が主食となってから日本人の身長がどんどん低くなり、江戸時代から明治初期が最も低くなり、戦後、食事が欧米化して、米の摂取量が減少すると共に、日本人の身長はどんどん高くなり、平均寿命もどんどん長くなったそうです。
ほかにもいろいろ、なるほどなぁと思うことが書いてあるので、是非読んでみてください。
 
 ちなみに私は生まれてこのかた44年間、一度も虫歯になったことがありません。なので歯医者さんにかかったことがありません。糖質制限を始めたのは2年前ですから、糖質制限のおかげではありません。小学3年生くらいまで、ほとんど歯磨きをしてませんでした。虫歯になりにくい体質っていうのもあるんだろうな。うちの三姉妹も、誰一人虫歯になったことないし。

トリガーポイント入門 臀部痛(坐骨神経痛)

2014.3.07 カテゴリー|トリガーポイント入門

 

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 腰痛を訴える患者さんの中に痛い部位を聞くと、腰ではなく、しりっぺたのあたりを指す人がたくさんいます。一般的に坐骨神経痛と言われている痛みです。もちろん坐骨神経が痛いわけではありません。

 臀部痛の原因は中臀筋にできたトリガーポイントです。尾てい骨と腸骨陵の外側縁を結ぶ線の中間地点くらいにトリガーポイントを見つけることが出来ます。お尻に力が入っているとうまく見つけられないので、力を抜くように声をかけてから探したほうがいいです。

 ぎっくり腰の場合、大腰筋と同時に中臀筋にもトリガーポイントが出来ていることが多いです。腰だけでなくお尻も触診してみてください。

トリガーポイント注射入門 腰の真ん中の下の方の痛み

2014.3.07 カテゴリー|トリガーポイント入門

 腰の真ん中の下の方の痛み(仙骨部痛)の原因トリガーポイントは、大臀筋にあります。

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 仙腸関節の真ん中あたりの2横指くらい外側にトリガーポイントを見つけることが出来ます。

トリガーポイント注射入門 腰の真ん中の痛み

2014.3.07 カテゴリー|トリガーポイント入門

さっそく各論に入ります。

今回は腰の真ん中の痛みについてです。

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 「腰の真ん中あたり(図のピンク色)が痛い。」と言っている患者さんのトリガーポイントは、ほとんどの場合大腰筋にあります。

 大腰筋のトリガーポイントは腰椎棘突起からこぶしひとつ分くらい外側で、第12肋骨から2~3横指下の部分を横から押すような感じで親指で圧迫すると見つけることが出来ます。理由はわかりませんが右側のトリガーポイントは左側より1横指くらい下にあることが多いです。

 慢性痛の場合は、ネオビタカインを1~2ml打ちます。ぎっくり腰などの急性の強い痛みの時は、即効性がある1%キシロカインも混ぜて5ml以上打ちます。

 

 大腰筋の両方にトリガーポイントがあると上の図のように腰の真ん中に痛みを感じますが、片方だけにトリガーポイントがあると、トリガーポイントの周辺が痛くなるようです。不思議ですね。

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