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院長BLOG

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中学生の職場体験

2015.7.30 カテゴリー|その他

 今日は岩間中学2年生3人が職場体験で来ていました。3人とも将来は看護師になりたいということだったので、ナース服を着てもらって、血圧のはかり方を教えたり、エコーで橈骨動脈を見せたりしてましたが、午後3時頃にやらせてあげることが何もなくなってしまいました。
 どうしようかと困っていたら、そこに前PTA会長がドリルで足首をズタズタに切って受診してきました。開業医レベルではなかなか見られないような大けがです。おかげさまで、創を縫合するところなど救急処置を見せてやることができました。
 中学生にはとてもいい経験になったと思います。前PTA会長、グッジョブです。

モデルのダレノガレさんも糖質制限食

2015.7.29 カテゴリー|糖質制限

今日はこのウェブサイトの紹介

マイナス24キロ!努力家ダレノガレ明美のダイエット法♡

https://locari.jp/posts/31422?utm_source=Facebook&utm_medium=contents&utm_content=feed&utm_campaign=fbp

ダレノガレさんの食事法は無理しすぎないものです。 
①食べたいものはランチで 
②夜の炭水化物は摂らない 
③大好きなチョコは3日に1度少しだけ 
④フルーツは朝に食べる 
⑤お酒の席では辛口ワイン


これってスタンダード糖質制限食(1日3食のうち1回だけは主食を摂り、残りの2回は主食を抜く)だよね。

モデルさんの中では、「炭水化物は太る!」は常識なんでしょうね。

「トリガーポイント注射で治す 腰痛膝痛」の感想文

2015.7.28 カテゴリー|トリガーポイント注射

 はじめに書いときますが、私は小さいときから感想文が苦手です。本を読んで感想を書けといわれても「面白かった」あるいは「面白くなかった」くらいしか感想が思いつかないたちだからです。高校時代に「華岡青洲の妻」を読んで感想文を書いたのですが、現国の先生に「いったい何を読んだらこんな文章になるのかわからない」と酷評されて、ちょっと落ち込んだ経験もあります。

 で、この本に関してですが、面白かったです。

 著者の小林誠先生は外傷の治療が専門の整形外科医です。腰痛や膝痛に対してはずっと教科書やガイドラインに書いてある標準治療を行っていましたが、東日本大震災の時に米国在住の日本人医師がボランティアで来日して、トリガーポイントに針を刺す治療を行っているのを見て、トリガーポイント治療に興味を持ちました。そこで、トリガーポイント注射の発案者であるトラベル博士の著書などで勉強して、治療にトリガーポイント注射を取り入れたらびっくりするほど効果的だったので、みんなに紹介しますよーって感じの本です。

 整形外科で標準的な治療を受けても良くならなかった人が、接骨院やマッサージ、鍼灸やカイロや整体などの代替医療で良くなるのことがあるのはなぜか?それは、ほとんどの整形外科医は筋肉が原因の痛み(筋筋膜性疼痛症候群)があることを知らないけど、代替医療をしている人たちは知っているからです。

 大学病院准教授という立場の方が、トリガーポイント注射について紹介してくれると、私みたいな田舎の開業医と違って説得力があるから、10年後くらいにはもっとトリガーポイント注射が認知されているかもしれませんね。

アスリートにもトリガーポイント注射が有効

2015.7.27 カテゴリー|トリガーポイント注射

高校2年生の女の子 陸上の短距離で県内トップクラスの選手です。

 1年くらい前から、オーバーユーズが原因で大腿や下腿などに痛みやはりが出ると、当院を受診してトリガーポイント注射を受けています。注射ですぐに痛みが取れるため、休むことなく練習を続けることができました。そして、遂に県大会で優勝することができました。

 おめでとう!

 

 一流アスリートには専属トレーナーが必ずついていて、筋肉のケアをしてもらっています。これらのトレーナーは整形外科医ではなく、マッサージ師や柔道整復師、鍼灸指圧師です。その理由はほとんどの整形外科は筋肉の痛みについての教育を受けていないので筋肉のケアができないからです。

 スポーツトレーナーはマッサージやストレッチなどで筋肉のこりをほぐし、はりや痛みをとり除きます。私もトリガーポイント注射でアスリートの筋肉のはりや痛みをとり除くことができます。

鎖骨遠位端骨折の治療 銀行員の場合

2015.7.23 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

20代の男性銀行員

 フットサルをしていて転倒して受傷しました。救急病院に搬送され、手術を勧められましたが、銀行員で仕事は休めないし、奥さんが臨月で入院もできないということで、保存療法を希望して当院に紹介されました。

 受診時のレントゲンです。

レントゲン1.jpg

 鎖骨遠位端骨折(タイプ2)です。鎖骨バンドと弾性包帯を使った保存療法を行いました。

 整復後のレントゲンです。

レントゲン2.jpg

 2ミリくらいずれていますが、まあまあの位置に整復されています。鎖骨バンドと弾性包帯をワイシャツで隠して、翌日から銀行業務に復帰しました。痛くない範囲で肩や腕を動かしていいと説明しました。

 2週間後のレントゲンです。

レントゲン3jpg.jpg

 かなりいい形で整復されています。鎖骨バンドをきちんと着けていると、肩を動かしている間に自然と整復されていきます。骨折部が動かなくなったことを確認して、弾性包帯を外しました。

 6週間後のレントゲンです。

レントゲン4.jpg

 きれいについたので鎖骨バンドも外しました。職場にも臨月の奥さんにも迷惑をあまりかけないですみました。

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