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院長BLOG

アイロンでやけどした1歳児

2017.9.25 カテゴリー|湿潤療法

 床に置いてあったアイロンのスイッチを自分で入れて、太ももに触ってやけどした1歳の男の子

 受傷後すぐに当院を受診しました。

 初診時 浅い2度の熱傷と診断しハイドロコロイドで覆いました。

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 受傷2日目、浸出液が多かったのでプラスモイストDCに変更しました。

 2日目のよるから38度台の高熱が出たので抗生剤内服を開始しました。

 抗生剤内服後、熱は速やかに下がりました。

 受傷1週間後、新しい皮膚ができて浸出液も減ったのでハイドロコロイドに戻しました。

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 受傷10日後、きれいに治りました。新しい皮膚の乾燥を防ぐためにしばらくはワセリンを塗ってもらうように指導しました。

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 新しいデジカメを買ったので、久しぶりにやけどの症例をアップしました。

レディーガガさんの線維筋痛症が治りますように

2017.9.14 カテゴリー|トリガーポイント注射

レディーガガさん、線維筋痛症を公表 「当面は休養」

http://www.asahi.com/articles/ASK9G2Q3ZK9GUHBI00K.html

 米国の歌手レディー・ガガさん(31)が12日、全身に痛みが広がる原因不明の「線維筋痛症」を患っていることを公表した。今月上旬、当面の間休養することを発表していた。


 私、洋楽はほとんど聴かないですが、世界的なアーティストのレディーガガさんくらいは知ってます。

 レディーガガさんは東日本大震災の時に、いち早く1億円を超す義捐金を送ってくれました。

 そればかりでなく、福島原発事故の放射能への不安から多くの海外スターが来日をキャンセルする中、震災の3ヶ月後に来日して、放射能は怖くないのかという質問に「平気よ。世界のみんなに日本という美しい国を見てほしいわ」と答えてくれました。

 当時、日本国内では朝日新聞を中心とした左派メディアや、山本太郎(現参議院議員)などのエセ有名人、エセ科学者、エセジャーナリストなどが、放射能についての恐ろしいデマを盛んに吹聴していました。

 そんな中、来日してくれたレディーガガさんは、デマと科学的事実の区別できる頭がいい人なんだなぁと思い、感動し、尊敬しました。

 いまだに放射能デマを海外でまき散らしている教授とかいうあだ名の日本人アーティストとは大違いです。

 

 そんなレディーガガさんが線維筋痛症にかかってしまっているそうです。

 私は線維筋痛症は、全身性に広がった筋筋膜性疼痛症候群(MPS)だと考えています。なので、トリガーポイント注射が有効です。(それだけで治るわけじゃありませんが・・)

 アメリカ合衆国はトリガーポイント注射発祥の地です。トリガーポイントの提唱者でありケネディ大統領の主治医であったサイモン博士の弟子がいるはずです。その弟子に注射をして貰えばきっとよくなるでしょう。

 そう願います。

東京は「屋内原則禁煙」になるらしい。うらやましい。

2017.9.12 カテゴリー|その他

ホテルや娯楽施設は「原則屋内禁煙」小池都知事が受動喫煙条例の考え方発表

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170908-00000005-wordleaf-pol

 ホテルや娯楽施設、百貨店、駅や空港、ラーメン店や居酒屋などの飲食店、そして職場である事業所などは「原則屋内禁煙」とする。これらの施設は利用者側が他の施設を選択することが可能である場合や嗜好性が強い側面があり、喫煙室をつくることができる。

 飲食店のうち、バーやスナックなどように、面積30平方メートル以下などの一定条件を満たす場合は喫煙を可能にする例外も設ける。


 小池知事が都議選の公約に掲げた受動喫煙防止条例の基本的な考え方を示しました。

 大賛成です。

 小規模のバーやスナックが例外になるみたいですが、私はそういうとこには行かないので別にいいです。

 

 大井川新知事にもすぐにまねして貰いたいところですが、自民党茨城県支部はタバコ利権まみれなので無理だっぺな。

 東京がうらやましいよ。

澤村投手の長胸神経麻痺て本当に鍼治療のせいなの?

2017.9.12 カテゴリー|トリガーポイント注射

はり治療が原因か=右肩痛の沢村、巨人が謝罪-プロ野球

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091000275&g=bsb

 病院で検査した結果、複数の医師から長胸(ちょうきょう)神経まひと診断され、「はり治療により前鋸(ぜんきょ)筋機能障害を起こした可能性が考えられる」との所見を受けたという。


 私、テレビでスポーツ観戦するのは好きなほうですが、最近は女子ゴルフばかり見ていて、プロ野球はほとんど見ません。でもさすがに澤村投手ぐらい知ってます。侍ジャパンにも選ばれている日本を代表するピッチャーですよね。

 この澤村投手が、鍼治療が原因で長胸神経麻痺になったと診断されたみたいなのですが・・・・本当かな?

 

 私は毎日トリガーポイント注射を打ちまくっていますので、稀に針先が神経にさわっちゃうことがあります。

 針先が神経にさわると、神経の走行に沿って電気が走るようなしびれが出ます。

 神経にさわった瞬間に針を抜けば、麻痺が出ることはほとんどありません。

 稀に麻痺が出ることがありますが、それは針がさわったからではなく、神経に局所麻酔をかけちゃったからです。

 だから麻痺が出ても、局所麻酔の効果が切れればすぐに麻痺は回復します。

 

 鍼治療では、私が使っている注射針(27G)よりさらに細い鍼を使っています。

 そんな細い鍼で神経にちょっとさわったくらいで、半年以上も続く麻痺が出るとはちょっと考えにくいなぁ。

 そうじゃなくて、投球時に繰り返し神経が牽引されて麻痺が出たと考えたほうが自然な気がします。

 だとすると、安静で麻痺が回復しても同じ投げ方をしていたらまたすぐに再発しちゃうんじゃないかな。

 大丈夫かねぇ。

橋本昌知事から表彰状をもらってきました

2017.9.08 カテゴリー|その他

 9月5日の午後に橋本知事から表彰状をもらってきました。

 「平成29年度 茨城県救急医療功労者知事表彰」です。

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 私は、日曜日も外来をやっているし、笠間市の夜間救急診療所にも協力しているので、もらえる資格があると言えばあるのですが、たいしたことやってないので、なんだか変な気分です。

 正直言えば、笠間医師会の理事でまだもらってないのが私だけだったって話なのです。

 だから全然偉くも何ともないのです。

 福島県にいたころは、大学の救急科に在籍していたこともあるし、勤務先の病院でも13年間、常に救急医療に携わっていたので、むしろ福島県知事から表彰してもらいたいくらいです。

 福島県知事からもらえなかった分を、橋本知事から貰ったと思って素直に喜ぶことにします。

 

 笠間医師会長から、表彰式にはほとんど全員出席していると言われたので、外来を休んで久しぶりにスーツを着て出席したのですが、医師の部門の受賞者19人のうち7人も欠席していました。

 「なんだ、俺も欠席して外来をやってればよかった」とも思いましたが、24年間も茨城県を支えてくれた橋本知事に会える最後のチャンスだったし、偉い人から賞状をもらうのなんて、小学校の時に校長先生から「よい歯の賞状」を貰って以来のことなので、まあ出席してよかったかな。

 

 せっかく貰ったので、待合室に飾りました。

 賞状がでかすぎて、額に入らなかったので端っこ切っちゃった。

 

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