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医学部では傷の治療について教えてくれない

2017.11.10 カテゴリー|医療に関する迷信

 先日、笠間市の夜間診療所で当番医をしたときのことです。

 筑波大学医学部の5年生の学生さんが2人、見学に来ていました。

 患者さんが来れば、レントゲンや血液検査などができない状況での、診察や治療のやり方を見せてあげることができるのですが、残念ながら(?)患者さんが一人も来なかったので、代わりに医師の先輩として偉そうにいろいろ語りました。

 「医学は日々進歩しているので、先輩のいうことや教科書に書いてあることを鵜呑みにせず、自分で考えて新しい治療をどんどん取り入れなければいけない」という話をする中で「湿潤療法について知ってる?」と聞いたら、二人とも「知りません」と答えていました。

 「創は消毒しないで乾かさないほうが早くきれいに治るんだよ。」と説明したら、二人とも驚いていました。

 今の若い医師の間では湿潤療法が主流になっていると勝手に思い込んでいたので、こっちが逆に驚きました。

 

 でも、よく考えたら、医学部の学生さんが湿潤療法について知らないのは仕方がないんですよ。

 だって、医学部では傷の治療について、何一つ教えてくれませんから。

 だから医学生の傷の治療に対する知識は一般人と同じレベルです。

 今回の学生さん達にも、「暇があったら「湿潤療法」でググってみてね。」って言ったけど、ググったかなぁ。

 ググっているようなら見込みがあるね。

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