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炭水化物は飽和脂肪より体に悪い

2014.11.27 カテゴリー|糖質制限

 先日、ライオンズクラブのメンバーと焼き鳥屋に行ったときに、メンバーの一人が「俺は中性脂肪が高いから、(油っぽい)鶏皮は食えない」と言いました。その時は私は、「中性脂肪をあげるのは炭水化物(糖質)だから、鶏皮を食べてもほとんど上がりませんよ」と教えようかと思いましたが、そこで糖質制限について一講義ぶっても、座がしらけるだけだと感じて、黙っていました。間違った「脂肪悪玉説」が世の中にあまりにも深く浸透しているため、それを酔っ払い相手に説明しても理解してもらえないと思ったのです。

 しかし、炭水化物が脂肪より体に悪いことは、米国の研究でも証明されています。


 炭水化物は飽和脂肪より体に悪い?研究

 http://www.afpbb.com/articles/-/3032530

 研究チームは今回の研究で、実験に参加した16人に対し、4か月半の厳しい食事管理を行った。食事の内容は3週ごとに変更され、含まれる炭水化物、総脂質、飽和脂肪が調整された。

 その結果、食事中の炭水化物を減らして飽和脂肪を増やした場合、血液中の飽和脂肪の総量は増加しなかった。それどころか大半の参加者で血中の飽和脂肪が低下していたことを研究チームは確認した。

 参加者は実験終了までに、血糖、インスリン、血圧に「著しい改善」がみられ、体重も平均で10キロ減少したという。


 脂肪悪玉説は、天動説と同じ古くて間違った仮説です。体に悪いのは炭水化物です!

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