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コレステロールは下げる必要ない のつづき

2015.2.17 カテゴリー|医療に関する迷信

 コレステロールを下げる薬を飲むと、心臓発作を起こす可能性を減らすことができると言われています。製薬会社のファイザーが行った3年間の大規模臨床試験で、偽薬(砂糖の錠剤)を投与した患者の3%が心臓発作を起こしたのに対し、コレステロールを下げる薬(リピトール)を投与した患者では2%でした。しかし、この結果を逆に考えれば、リピトールの効果があったのは100人中たった1人だけだったということです。また、心臓発作はわずかに減少しているものの、死亡や深刻な疾患の発生率は減っていませんでした。

 

 心臓発作を減らすためには、血管損傷を減らすことです。血管損傷を減らすためには高血糖を減らすことです。高血糖を減らすためには糖質制限をすることです。

 

 もしかしたら、ファイザーが行った実験も、リピトールで発作が減ったのではなく、偽薬(砂糖の錠剤)を飲んだせいで高血糖になり心臓発作が増えたのかもしれません。

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