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院長BLOG

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余計な気を使って労災隠しするとかえって会社に迷惑をかけるよ

2019.10.10 カテゴリー|その他

 30代の男性

 以前から腰痛で当院に定期的に通院してトリガーポイント注射を受けていました。

 先月、家で捻挫をしたと当院を受診しました。

 長い付き合いで仕事の内容もよく知っていたので、「本当は仕事中にケガしたんじゃないの?」と何度も確認しましたが、「違います。家です。」と否定しました。

 ひどい捻挫だったのでシーネ固定をして3日後に再診するように説明しました。

 

 翌日、あわてて受診してきました。

 やっぱり本当は仕事中の怪我だったようで、上司に相談したら、「土下座してでも、労災に変更してもらってこい!」と怒られたそうです。

 

 労災隠しは犯罪です。

 労災隠しが発覚した場合には、罰則を課せられます。

 安全衛生法120条第5号では、労働者死傷病報告をせず、もしくは虚偽の報告をしたり出頭しなかった者に対しては、50万円以下の罰金に処する旨規定されています。
 労働基準監督署では、労災隠しが発覚すると、安全衛生法違反容疑で送検し、ほとんどの場合に罰金刑となります。
 さらに労働保険料の増額等の手続きが取られることになります。
 
 
 「会社に迷惑をかけたくない」とか余計な気を使って労災隠しをするとかえって会社にめちゃくちゃ迷惑をかけます。
 
 あと、診療内容を健康保険と労災保険のカルテにわけて入力しなおしたりしなければいけないので医療機関にもすごく迷惑をかけます。
 
 労災隠しはやめましょう。
 
 

トリガーポイント注射にステロイドは使いません

2019.10.08 カテゴリー|トリガーポイント注射

 なんかねぇ、また変なこと言われたのよ。

 ずっとアメリカ合衆国に住んでいて、ついこの間、日本に帰国してきた女の人なんだけど、受付でトリガーポイント注射について

 「この注射にはステロイドは入ってますか?」って聞いてきたので

 「入ってません」と答えたら

 「じゃあ、効くわけないわね。」だと。

 

 普通そんなこと言うか?びっくりだよ。

 

 ステロイドは抗炎作用が強いので、関節炎だったり腱鞘炎だったりの炎症性の痛みにはすごくよく効きます。

 でも、トリガーポイントは筋肉の炎症じゃないからね。ステロイドは効かないよ。

 トリガーポイントは筋肉が緊張して固まって血流が悪くなっている状態です。

 だから、局所麻酔薬で筋肉の緊張をほぐして血流を改善させると痛みが取れるのです。

 

 ステロイドを使った局所注射(トリガーポイント注射)は、昔は日本でもやられていましたが、効果が認められないので、現在は保険適応外です。

 だから今、日本でトリガーポイント注射にステロイドを入れる医者はほとんどいないと思います。

 

 アメリカって意外と遅れてるよね。

 

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