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夏井先生から太鼓判をもらいました。

2016.11.02 カテゴリー|湿潤療法

今朝の夏井先生のウェブサイトで昨日私が送信したメールが紹介されました。

http://www.wound-treatment.jp/new.htm#1102-3

  • 茨城県の「にしぼり整形外科」の西堀先生からの報告メール。
     9月にご紹介いただいた。腱剥離術後の皮膚壊死の症例ですが、無事上皮化いたしましたので、ご報告いたします。まだ、可動域制限は残っていますので、可動域訓練は今後も続けていきます。

     経過をブログに載せましたのでご参照ください。
     「この先生なら難しい症例でも大丈夫!」という医師の一人が西堀先生です。

 夏井先生から「この先生なら難しい症例でも大丈夫!」と太鼓判を押してもらいました。
 毎朝、夏井先生のウェブサイトで勉強している甲斐がありました。
 これからもがんばるぞー!
 

指の手術後の皮膚壊死の治療

2016.11.01 カテゴリー|湿潤療法

 30代の男性 

 

 東北地方の山奥で渓流釣りをしていて転倒し、右中指のPIP関節を開放性脱臼しました。開放性脱臼とは、関節が外れて、関節の骨が皮膚を突き破って外に飛び出している状態です。近くの病院に救急搬送され、靱帯再建術(?)と創外固定術を受けました。40日後に創外固定を外して退院しましたが、PIP関節が90度の状態で動かなくなっていました。

 

 リハビリ目的で、現住所の近くの総合病院の整形外科に紹介されましたが、「リハビリでは動くようにはならない」と説明を受け、腱剥離術を受けました。その後、手術部の皮膚が壊死してきたため、再手術(植皮術?)が必要だと説明されたため、ネットで調べて練馬光が丘病院の夏井先生の外来を受診しました。「湿潤療法で治るでしょう。」と説明され、プラスモイストを患部に当ててもらい、自宅に近い当院に紹介されました。

 

 初診時の画像です。

14928a.jpg

 創の中央部に白色壊死を認め、その周囲の皮膚はただれてびらんになっていました。創周囲のただれは、消毒薬による接触性皮膚炎と診断し、マイザー軟膏を塗布してプラスモイストで指全体を覆いました。

 

 4日後の画像です。

14928b.jpg

 周囲のびらんは改善しました。抜糸をして白色壊死を溶かすために被覆材をハイドロコロイドにへんこうしました。

 

 初診時より2週間後の画像です。

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 白色壊死は溶けて無くなり、屈筋腱が見える状態になりましたが、このままハイドロコロイドによる湿潤療法を続けました。また、同時にハンドインキュベータによる可動域訓練も開始しました。

 

 初診時より4週間後の画像です。

14928d.jpg

 初診時より7週間後の画像です。

14928e.jpg

 初診時より10週間後の画像です。

14928f.jpg

 屈筋腱も隠れて、上皮化したので湿潤療法を終りにしました。

 

 現在もハンドインキュベーターでリハビリ中です。30度くらいは動くようになりましたが、元通りに戻るのは難しいと思われます。PIP関節の周囲は腱や靱帯が複雑かつ繊細に絡み合った構造をしているので、一度壊してしまうと元通りに戻すのはなかなか難しい場所なのです。

 

 ハンドインキュベーターとは手のリハビリ用の機械です。空気圧をかけて、手の浮腫をとりながら自動運動をしてもらうので、外傷後の可動域制限の改善や、CRPSによる痛みや浮腫に非常に有効です。

 

ハンドインキュベーター

https://www.sigmax-med.jp/medical/products/568

 

母指切断に対する湿潤療法(閲覧注意)

2016.10.11 カテゴリー|湿潤療法

 60代男性

 自宅でカンナ盤を使用中に右母指を切断してしまいました。

 某総合病院形成外科でソフラチュールとゲンタシン軟膏とガーゼによる治療を受けていましたが、以前、石岡第一病院で夏井先生の治療を受けたことがあり、湿潤療法について知っていたので、受傷から1週間後に当院を受診しました。

 初診時の状態です。

15068a.jpg

 プラスモイストによる湿潤療法を開始しました。

 週1回程度通院してもらいました。

 半月後の状態です。

15068b.jpg

 丸みを帯びた指先が再生されてきました。

 引き続き湿潤療法を続けました。

 途中、過剰肉芽が出来たので一時的にマイザー軟膏を使用しました。

 1ヶ月後の状態です。

15068c.jpg

 皮膚が出来たので湿潤療法は終りになりました。

 ある程度の長さが残ったのでつまむ動作も出来ます。

暑いから粉瘤の患者さんがいっぱい来てます

2016.8.09 カテゴリー|湿潤療法

 以前もブログで書きましたが、手術も簡単だし、再発も少ないので、粉瘤は膿んでから手術をしています。

 粉瘤の患者は割とたくさん来ますが、膿んでない人は手術しないので、実際に手術する患者さんは2週間に1人いるかいないかくらいです。

 ところが、ここ1週間で10人くらい手術をしました。

 急にめちゃめちゃ暑くなったので、細菌が繁殖しやすくなったのだと思います。

 ただでさえ、お盆前で外来がめちゃめちゃ混んでいるのに合間に手術をしているから、てんてこ舞っちゃってます。

 

関連ブログ

http://www.nishibori-seikei.com/blog/2013/01/post-168.html

頭が堅い迷惑な医者

2016.6.29 カテゴリー|湿潤療法

今日は夏井先生のウェブサイトの症例報告から

http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1922/index.htm

 62歳女。福島県在住。
 慢性関節リウマチで平成6年,10年に両側膝関節人工関節置換術を受けている。その数年後から両側下腿に潰瘍が発生。皮膚科医院,病院皮膚科を幾つか受診し,軟膏が処方された。6年前に皮膚科医院から静脈鬱滞性潰瘍の疑いで,〇〇病院血管外科を紹介されたが,傷があると検査も治療もできないので,傷を治してもらってから出直すように,と説明され,同院形成外科紹介。アクアセルによる湿潤治療(?)で8ヶ月かかって上皮化完了。
 2015年6月,装具(足底板?)がぶつかって両側下腿に傷ができて褥瘡になった。前回と同じ〇〇病院形成外科を受診したが,医師が変わっていて「アクアセルの治療は聞いたことがない」と言われ,イソジンゲル®とフィブラストスプレー®で治療となったが,治療開始直後から痛みで歩けなくなった。アクアセルについて調べて治療して欲しいと希望したが,消毒液で洗う治療しかないと医師は激怒!
 この医者ではダメだと判断し,家族がインターネットで下腿潰瘍について検索。10月5日に当科受診。「穴あきポリ袋+紙おむつ」(勝手に鳥谷部先生のサイトにリンク)で被覆したところ,痛みが軽くなった。通院できる範囲で湿潤治療をしているクリニックに紹介。

 この症例報告に出てきた。「アクアセルの治療は聞いたことがない」と言い切った医者に対して、同業者として情けない思いでいっぱいです。

 私だったら、アクアセルや湿潤療法について知らなくても、同じような創がアクアセルで治ったと聞かされたら、「そりゃすごいね。ちょっと調べてみよう」と思うはずです。

 何でこんな頭が堅い迷惑な医者がいるんだろうかと、ちょっと考察してみました。
 
 医師になるには、厳しい受験戦争を勝ち残る必要があります。受験戦争では、教科書や学校や学習塾の先生の話を信じて疑わず丸暗記できる人のほうが有利です。
 だから、教科書に載っていることや、先輩からの指導を疑うことなく信じてしまい、それ以外の治療法を学んだり取り入れたり出来ない医者ばかりになってしまうのでしょう。
 
 医学は日々進歩しているから、自分で考えて新しいことをどんどん取り入れなければダメなんだけどねぇ。
 
 
 
 

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