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質問メールへの返事②

2015.5.22 カテゴリー|ビオチン療法

質問メールへの返事を送りましたが、PCからのメールをブロックする設定になっているようで届かないので、ここに掲載します。


四年前、掌蹠膿疱症と診断され数ヵ所の病院へ通院をするも改善せず現在に至ります。

今は病院へは行かす保湿クリームをつける程度の手当てをしています。

1ヶ月程前から左手に膿疱が出来始め以降全く症状がかわりません。

此れまでは小さい膿疱が一定期間出ても自然と良くなって居ましたが、今回は改善の兆しもなく右掌にも小さな皮捲れが出始めています。

ビオチン療法で完治出来たらと問合せさせていただきました。


お問合せありがとうございます。

掌蹠膿疱症ならビオチン療法で治ります。

ビオチン療法では禁煙が絶対に必要です。

もし喫煙している場合は禁煙してから受診してください。

また日曜日はすごく混むので、ゆっくり話を聞く時間も説明する時間も取れません。

可能なら平日の午後3時ごろに受診してください。

にしぼり整形外科 院長 西堀靖広

前橋先生 病院やめたってよ

2014.11.21 カテゴリー|ビオチン療法

 タイトルは映画の「桐島 部活やめるってよ」のもじりです。他意はありません。

 ビオチン療法の第一人者である本状第一病院の前橋賢先生が、今年の9月末に病院を辞めたそうです。

 前橋先生のところに通っていた患者さんの元に、9月下旬に病院から突然手紙が送られてきて、そこに「前橋先生が9月いっぱいで病院を辞めることになったので、紹介状がほしい患者様は病院に申請してください(要約)」と書かれていました。そして、ビオチン療法をやってくれる医師のリストも添えられていました。(そのリストに当院は載っていませんでした。)

 しかし、患者さんがリストに載っている病院に電話で問い合わせたところ、ほとんどの病院から前橋先生と同じ治療はできないと断られたそうです。困り果てて、ネットで調べて当院を受診した患者さんが何人もいます。

 当院では基本的に前橋先生と同じ治療をしています。違いがあるとしたら、ステロイドをあまり使わないようにしていることと、薬の一包化をしてないことくらいですかね。

 ステロイドをあまり使わない理由は、ステロイドを使いすぎると皮膚が薄くなって割れやすくなり、かえって手のひらや足の裏の痛みがひどくなるからです。ステロイドは皮膚炎の症状を一時的に緩和するだけで掌蹠膿疱症が治るわけではないので、かゆみや痛みがひどいときだけ塗ってもらうようにしています。

 薬を一包化しない理由は、ビオチンと一緒に出すビタミンCは、光に当たると効果が弱くなってしますからです。

 あと、禁煙してない患者さんを怒鳴ったりもしません。ただ「禁煙しなきゃ絶対に治らないよ」と冷たく言うだけです。

 

 前橋先生が突然辞めた理由がいまいちわかりません。前橋先生はかなりのご高齢なので、健康上の理由で辞めたのかと思っていましたが、そうではないようです。ちなみに病院からの手紙には「遠隔地の患者様が多く対応が困難になったため」と書かれてありました。意味不明です。

掌蹠膿疱症骨関節炎の痛みにもトリガーポイント注射が効く(その2)

2014.9.04 カテゴリー|トリガーポイント入門

50代の女性

 

 3年前から掌蹠膿疱症があり、近所の皮膚科でビオチン療法を受けて、皮膚炎は良くなりましたが、1年くらい前から前胸部痛がひどくなり、ボルタレンなどを飲んでも痛みが取れず眠れないということで、2ヶ月前に当院を受診しました。

 

 タバコを20本吸っているということだったので、直ちに禁煙をしてもらって1ヶ月経過をみましたが、痛みはとれませんでした。胸骨角の中心よりやや右側に強い痛みと腫脹を認めたので、ダメ元で同部にトリガーポイント注射をして、トラマール(オピオイド系鎮痛薬)の内服も開始しました。

 

 1回目の注射で少し痛みが良くなりました。

 3回目の注射でだいぶ痛みが取れ、夜も眠れるようになりました。

 

 胸骨角の周辺には筋肉はないので、筋肉ではなく靱帯にトリガーポイントができていたのだろうと推測します。

 

 痛いところ(圧痛点)に局所麻酔薬を注射して、一時的にでも痛みを軽減させることで、痛みの悪循環を止め、痛みそのものを治すことができます。

掌蹠膿疱症性骨関節炎の痛みにトリガーポイント注射が有効だった一例

2014.9.01 カテゴリー|トリガーポイント注射

40代男性

 

20年前から掌蹠膿疱症および掌蹠膿疱症骨関節炎があり、あちこちの病院に通いましたが良くなりませんでした。

今年5月に当院を受診しました。首から肩にかけて強い痛みを訴えていたので頸椎のレントゲンを撮りました。

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 鎖骨と胸骨の骨皮質が肥厚して、骨が太くなっていて、胸鎖関節が破壊され鎖骨と胸骨が癒合しています。

 下位頸椎も靭帯の骨化により癒合してます。

 これらは掌蹠膿疱症骨関節炎の進行例によく見られる変形です。

 

 しかし、これだけ変形していても痛いのは骨ではなく筋肉です。首から肩にかけて、6カ所くらいトリガーポイントを見つけたのでトリガーポイント注射を行いました。1回目の注射で少し痛みが改善し、4回目の注射をする頃にはだいぶ痛みが良くなりました。

 

 もちろん、同時にビオチン療法を行いました。しかし、ビオチン療法で掌蹠膿疱症骨関節炎の痛みが取れるには通常半年くらいかかるので、今回はトリガーポイント注射が有効であったのだろうと思います。

医療をダメにする医師 「MKノー」の口癖とは?

2014.1.30 カテゴリー|湿潤療法

 ネットでこんな記事を見つけました。

会社をダメにする上司 「MKノー」の口癖とは

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yokoyamanobuhiro/20140130-00032129/

 

 要は、改革を提案すると「見たことも聞いたこともない」という低レベルな反論で、改革を拒否するダメ上司がいると、会社がダメになる。という話でしょう。これは医療に対しても当てはまりますね、湿潤療法や糖質制限、ビオチン療法、トリガーポイント注射など革新的で効果的な治療を受け入れられない医師も、このダメ上司と一緒で、結局は、現状を変えたくないので、自分の頭で考えることなく「見たことも聞いたこともない」とか「教科書に載っていない、学会で推奨していない」とか言って拒否しているのです。

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