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掌蹠膿疱症は禁煙しなければ治らない。

2013.2.27 カテゴリー|ビオチン療法

掌蹠膿疱症の治療のために当院を受診する患者さんの中には、既に別の皮膚科からビオチンを処方されている患者さんがいます。

 

「ビオチンを飲んでいるけど、治らない」と言います。

 

それらの患者さんの共通点は、たった一つ、タバコを止めていないということです。

 

掌蹠膿疱症は禁煙しなければ治りません。喫煙していては、いくらビオチンを飲んでも焼け石に水です。

ビオチンが劇的に効いた掌蹠膿疱症性骨関節炎の一例

2013.2.25 カテゴリー|ビオチン療法

48歳女性

 

 16年前から掌蹠膿疱症がありましたが、皮膚科に通ってもよくならないため放置していました。

 

 3か月くらい前から左股関節から左下肢のかけて痛みが出現しました。近くの整形外科でレントゲンを撮り、異常なしといわれ、痛み止めの内服薬と、温熱療法を受けたがよくならなりませんでした。そのあと、接骨院にも通いましたが、痛みはだんだん強くなり歩行も困難になりました。ネットで当院のことを知り、先月、車で1時間半かけて当院を受診しました。

 

 典型的な、掌蹠膿疱症性関節炎でした。タバコを1日20本吸っていたので、今すぐに禁煙するように指導して、ビオチン療法を開始しました。

 

 1か月後に再受診した際には、痛みも皮膚炎もほぼ消えていました。(もちろん禁煙に成功していました。)

 

 以前にも書きましたが、掌蹠膿疱症性骨関節炎の痛みは「禁煙」と「ビオチン療法」で速やかに消えます。

https://nishibori-seikei.com/blog/cat17/

タバコの煙は有毒ガス(掌蹠膿疱症)その2

2013.2.06 カテゴリー|ビオチン療法

56歳の男性

 

5年前に両手両足に膿疱が出現し、皮膚科で掌蹠膿疱症と診断され、最強のステロイド「デルモベート」を処方されましたが、症状は改善しませんでした。2か月後に、胸鎖関節や腰に激痛が出現したため、当院を受診しました。

 

ただちに、禁煙をしてもらい、ビオチン療法を開始しました。

 

1か月後には痛みがなくなり、2か月後には膿疱もほとんどなくなりました。以後、当院でビオチン療法を続けていました。

 

今年のお正月に、会合がありタバコの煙が立ち込める部屋に2日間いなければいけませんでした。その直後、両手両足に膿疱が多数出現しました。受動喫煙により、掌蹠膿疱症が再燃してしまったのです。

 

掌蹠膿疱症の患者さんにとって、タバコの煙は有毒ガスそのものです。職場や会議室や宴会場など、人が集まるところは全面禁煙にしなければ受動喫煙は防げません。喫煙者の中にはポイ捨てをするなど、モラルが低い人が少なからずいます。こういう人たちに非喫煙者への配慮などはとても期待できません。

 

「禁煙法」を制定して、喫煙スペースを法的に限定する必要があります。

タバコの煙は毒ガスだ(掌蹠膿疱症)

2013.1.17 カテゴリー|ビオチン療法

33歳の女性

 

17歳のころから掌蹠膿疱症にかかり、今まで5軒の皮膚科を受診し、ステロイド外用薬などを処方されていましたが、症状が改善せず。当院を受診しました。

 

当院で、ビオチン療法を始めて2か月で、足底の皮膚炎はかなり改善し、手の皮膚炎も少し改善しました。

 

掌蹠膿疱症は喫煙や抗生剤の長期投与などで腸内細菌が乱れることが原因で発症します。

 

しかし、この患者さんは生まれてこの方一度も喫煙をしたことがありませんし、抗生剤の長期投与を受けたこともなく、便秘や下痢もありませんでした。

 

では、なぜ掌蹠膿疱症になってしまったのでしょう。

 

実は、この患者さん、17歳で発症する前に、数か月バイトをしていたのですが、その職場がタバコの煙がモウモウとたちこめる職場だったそうです。

 

その時の受動喫煙が原因で掌蹠膿疱症になり、15年以上も苦しんでいたのです。

 

この患者さんにとっては、タバコの煙が毒ガスと同じくらい有害だったのです。

 

喫煙者が、肺がんや喉頭がんなどになって、早死にするのは自業自得なので、別にかまいませんが、タバコの煙は周りの人の体にも悪影響を与えていることを、よくよく自覚してもらいたいです。

 

ビオチン療法で掌蹠膿疱症性骨関節炎が良くなった女性

2012.11.29 カテゴリー|ビオチン療法

37歳の女性 千葉県在住

 

8年前から、両手足に皮疹が出現し、あちこちの皮膚科を受診しましたが、良くなりませんでした。

 

3年前の9月に掌蹠膿疱症と診断されました。それからも、あちこちの皮膚科を受診して、ステロイドの外用薬などを貰いましたが、皮疹は全然よくなりませんでした。

 

同じ年の12月ごろから、両臀部痛と背中や前胸部の強い痛みが出現しました。あちこちの整形外科を受診して、レントゲンやMRIの検査を受けましたが、異常がなく、原因不明の痛みと診断され、痛み止めの内服薬が処方されましたが、痛みがとれませんでした。

 

2年前の4月に、車で3時間かけて、当院を受診しました。両臀部痛のために、歩くのが困難で、また、痛みに対する不安のために、精神的に不安定になっていて、診察の途中で泣き出してしまいました。

「皮膚科は軟膏しか出してくれない!すごく痛いのに、歩けないほど痛いのに、整形外科は骨に異常がないからと、何もしてくれない!」

 

掌蹠膿疱症性骨関節炎と診断して、ビオチン療法を開始しました。

 

掌蹠膿疱症性骨関節炎

http://www.nmnweb.net/wadai/11.html

 

痛みや皮疹は、良化と悪化を繰り返しながら徐々に改善してきました。症状の改善とともに、精神的にも安定してきて、今年の春には以前からお付き合いしていた人と、めでたく結婚しました。

 

当院に来る前に、彼女を診察した整形外科医は、掌蹠膿疱症性関節炎という病気があることを、知らなかったのかな?

 

 

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