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俺にだってプロとしてのプライドがあるからね

2017.11.17 カテゴリー|その他

最近、ムカッときた患者の一言

①腰痛の40代男性

 「先週の月曜日から腰が痛くて、2日間接骨院に通った。今日もかかろうとしたら休みだったから、ここに来た。」だって

 ムカッときて「そんなこと言われたら、すげえモチベーションが下がる。」って言っちゃった。

 「先週から腰痛があって、接骨院にかかったけど良くならないから、ここに来た。」

 って言ってくれれば、「よっしゃ、じゃあ、俺が治してやる!」ってすごくやる気が出るのにね。

 

②捻挫で受診した中学生(バスケ部)

 いつものように3日間シーネ固定をしようとしたら、

 「コーチから固定はしないほうがいいと言われた。」だって。

 ムカッときて「今まで捻挫の治療を1万人以上やっているのに、なんで素人のコーチに指図を受けなきゃいけないんだ!」って言っちゃった。

 1万人はちょっと大げさですね、5千人くらいだと思う。

 シーネ固定して、3日後に受診するように話したけど、来なかった。

 コーチの指示で勝手にシーネ外しちゃったのかもね。

 3日で治る捻挫が、1ヶ月とか半年とかかかるかもしれないけど、仕方ないね自己責任だから。

 

③手首の腱鞘炎の高校生(野球部)

 1ヶ月半前から左手首痛があり、某総合病院で腱鞘炎とTFCC損傷と診断され、痛みが取れるまで安静にするように言われました。

 その3日後に当院を受診。TFCC損傷はなく、腱鞘炎だけだったので、「腱鞘炎だから、注射すればすぐに野球ができるようになるよ。」って説明したら、

 「野球部のトレーナーから注射はしないで手首を固定してもらうように言われたから固定してください。」だって

 ムカッときて「だったらトレーナーに治してもらえ。」って言っちゃった。

 腱鞘炎は固定したって治らないし、TFCC損傷も急性期は1週間くらい固定するけど、1ヶ月半も経っていたら固定しても意味ない。

 かえって、筋肉が弱くなって治りにくくなるよ。

 それだけ、説明して固定はしないといったら、帰っちゃった。

 別にいいけどね。

 

 俺にだってプロとしてのプライドがあるからね。

 そこを傷つけられると、ムカッときちゃうよね。

上腕骨外科頚骨折~こんなにずれていてもくっつくもんだなぁ~

2017.7.28 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 80代の女性

 認知症があり施設に入所中

 椅子から転落して受傷しました。

 初診時のレントゲンで左上腕骨外科頚骨折を認めました。

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 転位も軽かったので、手つり固定だけで保存的に治療することにしました。

 しかし、認知症があるため、手つり固定はすぐに外してしまったようです。

 2週間後のレントゲンで骨折は大きく転位してしまいました。

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 ここまでずれちゃうと普通はもうくっつかないので、手術の適応ですが、以下のように家族に説明して納得してもらいました。

 「ここまでずれちゃうと骨はくっつかないので普通は手術が必要です。しかし、高齢だし、認知症があるので手術は危険です。骨がくっつかないと腕は上がらなくなりますが、時間が経てば折れた骨の角が丸くなって痛みは無くなります。なのでこのまま様子をみましょう。」

 さらに2週間後、再診してもらいました。

 施設の職員の話では、ほとんど痛がらなくなったというのです。

 レントゲンを撮ると、なんと仮骨ができて骨がくっついていました。

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 びっくりです!

 曲がってくっついたので、左肩は70度くらいまでしか上がりませんが、元々食事や着替えは全介助だったので特に支障はないようです。

 

 でも、若くて元気な人は手術しなきゃダメですよ。

 

外固定を勝手に外しちゃ絶対ダメだよ

2017.4.11 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

バスケ部の中学生

バスケ中に突き指したといって当院を受診しました。

レントゲン上、小指中節骨近位骨幹部に骨折を認めました。

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プライトン固定をしました。

「腫れが引いてきて緩くなって、指からプライトンが抜けてしまったら、また指輪のようにはめてね。」

と説明しました。

 

1週間後に再診したときに、患者さんの指にプライトンはついていませんでした。

理由をきたら、「いつの間にかなくなった」と悪びれもなく答えました。

開いた口がふさがりませんでした。

レントゲンを撮ったら、案の定、骨がずれていました。

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けっこうずれていますが、まだ成長期なので自家矯正される可能性が高いので、このまま外固定しました。

 

骨折がずれないために外固定しているのだから、勝手に外したりしたらダメなことくらい、説明されなくてもわかると思うんだけどねぇ。

 

 

外固定の講習会を行いました

2017.3.28 カテゴリー|その他

 3月26日に当院において、外固定の講習会を行いました。

 とは言っても、主催は治療家広場というサイトを運営している志賀隆洋先生で、私は頼まれて講師をしただけですけどね。

 治療家広場 http://chiryouka-hiroba.co.jp/

 柔道整復師の先生が13名参加されました。

 突指、母指MP関節捻挫、第5中足骨基部骨折に対するプライトン使用した外固定のやり方と、手首の骨折、足首の捻挫に対するオルソグラスⅡを使用した外固定のやり方を、まず私が見本を見せてから、各自に実技をしてもらいました。

 皆さん非常に熱心で、細かいところまで質問を受けて楽しかったです。

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 勤務医のころは、後輩に自分が覚えた知識や技術を教えることが大好きだったのですが、開業して1人でやるようになったらそれが出来なくて、せっかく新しい知識や技術を身につけても伝える相手がいなくて残念に思っていました。

 志賀先生のお陰で、それが出来てとても楽しかったです。

 志賀先生、ありがとうございます。

 

 今回の講習会に、固定材料を提供してくれた。

 レガーレの岩野さん、シグマックス、アルケア、BSN各社の皆さん、ありがとうございました。

 レガーレ http://www.legare-inc.com/

小児の第5中足骨骨幹部骨折に対するプライトンを使った保存的治療

2017.1.12 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 10歳の女児

 大縄飛びをしていてひねって受傷しました。

 レントゲン上、右第5中足骨遠位骨幹部に骨折を認めました。

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 プライトンで外固定しました。

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 3週間後、仮骨が出来たのでプライトンを外しました。

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 プライトンは65度以上に温めると柔らかくなり、冷めると硬くなる特殊なプラスチックで出来ています。

 網目状に穴が開いているので通気性に優れていて、肌に直接巻いても湿疹などになりにくいため、その他のプラスチックギプスやプラスチックシーネに比べて、外固定を小さくすることが出来ます。

 この患者さんの場合も、プライトンの上から靴下も靴も履くことが出来ました。

 手や足、指などの骨折の固定に非常に便利です。

 強度がやや弱いので、肘や膝などの力がかかる関節の固定にはむいていません。

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