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寝違えの治療

2018.8.09 カテゴリー|トリガーポイント注射

 眠っていて目が覚めたときに、首の後ろや首から肩にかけての痛みが出ることがあり、いわゆる「寝違え」と言います。首を動かすと痛みが出る時もありますし、痛みで首を動かせない時もあります。

 首が動かなくなるので、首の筋肉を痛めたと思っている人が多いと思いますが、原因は首の筋肉ではありません。

 寝ているときの姿勢が悪くて、肩甲骨の周りに筋肉を痛めてしますことが原因です。

 特に棘下筋と肩甲挙筋が原因になることが多いです。

 寝違えてきた人の肩甲骨の真ん中あたりを押すと、飛び上がるほど痛がります。

 なので、圧痛部にトリガーポイント注射をするとすぐによくなります。

寝違え.jpg

慢性痛について閾値(しきいち)をつかって説明します

2018.3.08 カテゴリー|トリガーポイント入門

 前回のブログで、痛みを我慢してから痛み止めを使っても、痛みが閾値より下にならないから痛みが取れないことを説明しました。

sikiiti4.jpgのサムネイル画像

 この痛みが取れない状態が長く続くと、だんだんと閾値が低くなっていきます。

 その結果、普段は痛みを感じないような刺激でも痛みと感じるようになります。

sikiiti6.jpg

 この状態が慢性痛です。

 

 慢性痛を治すにはどうしたらいいでしょう。

 トリガーポイント注射などで一時的にでも痛みを消すことで、閾値が徐々に正常に戻っていきます。

 また、慢性疼痛治療薬サインバルタには、下行抑制系の働きを改善することで閾値を正常に戻す作用があります。

sikiiti7.jpg

 痛みを我慢していると慢性痛になります。

 慢性痛はなかなか治りません。

 そうならないためには、痛みが出たらすぐに痛み止めを飲むことです。

 それでも良くならなければトリガーポイント注射を受けましょう。

痛みは我慢しないほうがよいことを閾値(しきいち)を使って説明します

2018.3.08 カテゴリー|トリガーポイント入門

 なぜ痛みは我慢しないほうがよいのかを患者さんに説明するとき、中枢感作とか下行抑制系とか難しい専門用語を使っても理解してもらうのは難しいと思います。

 そこで、私は「痛みの閾値(しきいち)」を使ってなぜ痛みは我慢してはいけないのかを説明しています。

 最初にメモ紙に横軸が時間、縦軸が痛みの強さを表すグラフを書きます。

sikiiti1.jpg

 痛みは時間とともに強くなっていきます。

sikiiti3.jpgのサムネイル画像

 しかし人間はすべての痛み刺激を痛みとして感じているわけではありません。

 痛みには閾値(しきいち)があり、閾値より下の痛み刺激は痛みとして脳に伝わらないようになっているのです。

 そうじゃないと痛み刺激のせいで脳がパンクしてしまうからです。

sikiiti2.jpgのサムネイル画像

 痛みを限界まで我慢してから痛み止めを使っても、痛みは閾値より下にならないので痛みは消えません。

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 逆に、痛みを我慢せず、痛くなったらすぐに痛み止めを使えば、痛みはすぐに閾値より下になるの痛みは消えます。

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 なので、痛みは我慢せず、痛くなったらすぐに痛み止め使ったほうが良く効くのです。

 痛みを我慢し続けていると、慢性痛になってしまいます。

 次回は痛みの閾値を使って慢性痛の仕組みについて説明します。

今月号のターザンはトリガーポイントの特集でした。

2015.3.02 カテゴリー|トリガーポイント注射

アスリートやダイエッターむけの雑誌「ターザン」の今月号は、トリガーポイントについてでした。

http://magazineworld.jp/tarzan/tarzan-667/

 医学書より、詳しくて、かつわかりやすく解説していてびっくり。

 トリガーポイント注射については何も書いてなかったのでがっかり。

 でも、トリガーポイントの入門書としては最高でしょう。

 値段も550円と医学書の10分の1くらいの値段だしね。

掌蹠膿疱症骨関節炎の痛みにもトリガーポイント注射が効く(その2)

2014.9.04 カテゴリー|トリガーポイント入門

50代の女性

 

 3年前から掌蹠膿疱症があり、近所の皮膚科でビオチン療法を受けて、皮膚炎は良くなりましたが、1年くらい前から前胸部痛がひどくなり、ボルタレンなどを飲んでも痛みが取れず眠れないということで、2ヶ月前に当院を受診しました。

 

 タバコを20本吸っているということだったので、直ちに禁煙をしてもらって1ヶ月経過をみましたが、痛みはとれませんでした。胸骨角の中心よりやや右側に強い痛みと腫脹を認めたので、ダメ元で同部にトリガーポイント注射をして、トラマール(オピオイド系鎮痛薬)の内服も開始しました。

 

 1回目の注射で少し痛みが良くなりました。

 3回目の注射でだいぶ痛みが取れ、夜も眠れるようになりました。

 

 胸骨角の周辺には筋肉はないので、筋肉ではなく靱帯にトリガーポイントができていたのだろうと推測します。

 

 痛いところ(圧痛点)に局所麻酔薬を注射して、一時的にでも痛みを軽減させることで、痛みの悪循環を止め、痛みそのものを治すことができます。

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