HOME > 院長BLOG > その他の治療について

院長BLOG

1  2  3  4  5

そんな説明してないよーって思うことあるよ

2018.10.17 カテゴリー|その他の治療について

 3年前に、左殿部から下肢の痛みとしびれで当院を受診した患者さんです。

 痛みに添って皮膚炎を認めたので帯状疱疹と診断し、抗ウイルス薬を処方しました。

 1週間後に再診した際、皮膚炎は治っていましたが、痛みとしびれが改善してなかったため、念のため腰椎のレントゲンを撮りました。

 腰椎レントゲンでは軽い老化現象を認めるだけだったので、帯状疱疹後神経痛と診断してリリカを処方しました。

 それからずっと来院しませんでした。

 

 先日、右股関節が痛くなったと当院を受診しました。

 股関節のレントゲンで異常がなかったので、股関節の筋の痛みだと説明したら、

 「3年くらい前に、同じように痛くなって先生にレントゲンを撮ってもらって脊柱管狭窄症って言われて薬をもらった。」って言われました。

 ・・・・・・・・・。

 いや、そんなこと絶対に言ってないんだよね。俺は腰の骨に変形があったら何でも腰部脊柱管狭窄症って診断しちゃうそこらの藪医者とは違うからさぁ。

 どっかで自分で理解しやすいように脳内変換しちゃったんだろうな。

 こういうことはよくあることで、そりゃあ、医者だってよくわかってないことを患者さんが理解するは大変ですよ。

にきびにヒルドイドローションなんて出さないよ

2018.6.04 カテゴリー|その他の治療について

 37歳男性

 おでこのにきびの治療目的に、当院を受診しました。

 1年くらい前に別の皮膚科でもらったヒルドイドローションが欲しいと希望してきましたが、ヒルドイドはにきび(尋常性ざ瘡)に適応がないので、「もっと効く薬を出します。」と言って、ベピオゲルを処方しようとしました。

 そしたら「ヒルドイドローションじゃなければ嫌だ。」と言うのです。

 元々、私はヒルドイドは有害無益な薬だと考えているので、「その薬は出しません。」と言ったら、「じゃあいいです。」と言って、診察室を出て行きました。

 

 その後、受付で保険証をひったくって、診察代を払わずに帰ろうとしたので、事務長が「警察呼びますよ!」と注意したら、

 患者「欲しい薬がもらえなかったから、(診察代を)払いたくない。」

 事務長「病院は自動販売機じゃないんだから、自分の好きな薬が買えるわけじゃないですよ。」

 患者「患者批判ですか?」

 事務長「そうです。」

 患者「グーグルマップで低評価をつけてやる。」

 事務長「どうぞ、でも診察代を払わなければ警察呼びますよ。」

 そしたら、渋々診察代だけ払って帰りました。

 

 グーグルマップではなくグーグルレビューにどんなことを書き込んでくるのかと楽しみにしていましたが、星ひとつつけただけで、コメントはありませんでした。(がっかり)

 ちなみに、当院のグーグルレビューの評価は、半分は星ひとつ、半分は星4~5と真っ二つに分かれています。

 私は相手に合わせて態度を変えることにしているので、理不尽な要求をしてくる人や、クレーマー体質の人、患者はお客で、お客様は神様だから医師や従業員より偉いと勘違いしている人にはそれに合わせた対応をしています。そういう人が、星ひとつをつけるんだろうな。

 グーグルレビューで低評価でも、患者さんは減るどころかかえって増えているので、このまま変えずにやっていきます。あんまり忙しいのも嫌だしね。

 

 しかし、そこまでヒルドイドローションにこだわったのは何でかね。

 本当はにきびの治療じゃなくて美容目的に欲しかったのかもね。

 ローションとは言っても基剤は乳化剤でクリームと一緒だから肌にいいわけないのにね。

湿布やテープ剤の効果はプラセボ効果

2018.5.10 カテゴリー|トリガーポイント注射

 痛みの治療は、プラセボ効果をいかにうまく使うかにかかっていると思います。

 飲み薬だって、湿布だって、トリガーポイント注射だって、この治療を受ければ良くなるという思い込みがあれば、すごく良く効きます。

 

 特に湿布やテープ剤はプラセボ効果が高いと思うんです。

 一般的には湿布やテープ剤に含まれている痛み止めの成分(モーラステープだったらケトプロフェン)が皮膚から吸収されて効果を発揮すると言われていますが、私は違うんじゃないのと思っています。

 そもそも皮膚は厚い角質で覆われているので、薬剤を吸収するようには出来ていません。痛み止めの成分が角質を通過して皮下脂肪を乗り越え分厚い筋膜を通り抜け、筋肉の中にある痛みの原因トリガーポイントに到達するなどという都合がいいことが本当に起こるとはとても思えないのです。

 湿布やテープ剤はると皮膚にビリビリとした刺激があります。この刺激が脳に伝わることで、その分トリガーポイントの痛みの刺激が脳に伝わることを抑制するんじゃないかと考えています。

 たとえば、蚊に刺されたときに刺された部位を爪で立ててバッテン印をつけると、痒みが少し楽になります。これは痛み刺激が痒み刺激を抑えるためです。これと同じことが湿布やテープ剤を貼ったときにも起きているのではないでしょうか。

 だから湿布やテープ剤はほどよくビリビリしたほうがよく効くのです。

 

 昨日のブログでモーラステープについて書いたら、大学の同級生から「今どきモーラステープなんか処方するからそんなことになる」とコメントをもらいました。

 それはそうなんだけどね。ただね、モーラステープが一番ほどよくビリビリするんだよね。なのでビキニを着る機会がなさそうな腰痛の患者さんには今でも処方してます。

 あと、モーラステープが一番効くと思っている患者さんにはモーラステープが一番効くのよ。だってプラセボ効果だから。

モーラステープは露出部に貼っちゃダメだよ

2018.5.09 カテゴリー|その他の治療について

 ネット上で、このブログが話題になっています。

 【湿布の副作用で「一生治りません」と診断される】

 https://ameblo.jp/0163533544/entry-12372008709.html

 要約すると、足首の痛みに対して自己判断でモーラステープを貼って、日光過敏性皮膚炎になって、3件目に行った医者に「一生治りません」と言われた。って話です。

 

 私もブログで何度か書いてますが、モーラステープは自己判断で指示された部位以外に貼ったり、たとえ家族でも他人に譲ったりしちゃ絶対ダメだよ。つうか、医師から処方された薬は自己判断で使ったり、他人に譲ったりしちゃ絶対ダメだよ。

 モーラステープは他の人にあげちゃ絶対ダメだよ

 http://www.nishibori-seikei.com/blog/2015/05/post-505.html

 

 私も何例かモーラステープによる日光過敏性皮膚炎を経験してますが、こんなにひどく跡が残った例はありません。

 このブログのケースも、皮膚炎が出た時点ですぐに皮膚科を受診してステロイドを処方してもらえばもっと速やかにきれいに治ったはずです。

 残った跡も、炎症性色素沈着だから数年でほとんど目立たなくなるので「一生治りません」ってことはないよね。

 

 そもそもモーラステープが処方されたときに医師や薬剤師から、露出部に貼らないように注意があったはずです。また袋にもデカデカと注意書きが書いてあります。

 被害者面してブログを書いていますが、医者のせいでもモーラステープのせいでもなく自分の責任だよね。こういう思い込みが強くて人の話を聞かない患者さんは相手をするのが面倒くさいので、3件目のお医者さんは「一生治りません」と突き放した言い方をしたんじゃないかな。あくまで推測ですけどね。

 

 同じモーラステープの記事なのに、専門家の私が書いた記事がちっともバズらないで、素人が書いた記事がバズるのはなぜだろう。「一生なりません」ってキーワードがキャッチーだったのかな?

足のグーパー体操のすすめ

2018.4.17 カテゴリー|その他の治療について

 足のグーパー体操とは、下の写真のように足の指をグーパーと動かすだけの体操です。

ぐー.jpg

 

ぱー.jpg

 

 簡単な体操だと思うでしょうが、実際やってみてください。

 うまくできない人がけっこういると思いますよ。

 外反母趾の患者さんや、足首の骨折や捻挫の患者さんにこの足のグーパー体操をやるように指導しますが、ほとんどの人がうまくできません。

 足の指には下の写真のようにMP関節とPIP関節があります。

足の関節.jpg

 皆さん、PIP関節は曲げられますが、MP関節はほとんど曲げられません。

 PIP関節を曲げる筋肉はふくらはぎにもありますが、MP関節を曲げる関節は足の裏と足の甲の骨の間にしかありません。

 

pcj_0411_00005701_102000_small_22082012135153.png

 靴を履いて歩いているとこの足の裏や骨の間の筋肉を使わなくても歩けるので、筋肉が弱くなってしまいます。

 そのために、足の指を深く曲げてグーを握ることができなくなってしまうのです。

 

 この足の裏や骨の間の筋肉が弱くなると、足の形が変形してきて、外反母趾や足底筋膜炎などの足の病気の原因になります。

 また、足の格好が悪くなると膝や股関節や腰にも負担がかかるので、膝や股関節や腰の痛みの原因にもなります。

 毎晩お風呂の中で、足のグーパー体操を10回ずつやってください。

 足の変形を予防できるはずです。

 ポイントはMP関節をできる限り大きく動くように、ちからいっぱいグーを握って、ちからいっぱいパーを開くことです。

 

 足のグーパー体操は超おすすめです。老化や痛みの予防のために是非やってください。

 ちなみに当院でやっている加圧トレーニングでは、下半身の場合、トレーニングの一番最初にこの足のグーパー体操をやります。

 自分では続けられないという方は加圧トレーニングに通ってください。

1  2  3  4  5

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ