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「足の裏がざらざらしていると寝たきりになる」なんてことはありません(笑)

2018.2.05 カテゴリー|医療に関する迷信

 70代の女性

 当院を初めて受診する患者さんです。

 「足の裏がざらざらしていると寝たきりになるとテレビで言っていたから、心配になってきた。」そうです。

 「そんな話聞いたことない。テレビの話は9割うそだよ。でも心配ならざらざらを治す薬を出します。」

 と説明して、プロペトを処方しました。

 

 そうは言っても、私が知らないだけで新しい知見が発見されたのかもしれないので、ググったら出てきました。

 どうやら1月30日のNHK今日の健康で足裏のトラブルについて放送されているようです。

 健康備忘録

 https://eyaurban.com/health-information/before-being-taught-and-after/

 

 でも、「足の裏がざらざらしていると寝たきりになる」とはどこにも書いてありませんね。

 足の裏のカサカサは水虫の可能性がある

 足の裏に固いタコがある人は将来寝たきりになる可能性がある

 とは書いてあります。

 さすがにNHKなんでこの2つの説は医学的事実です。嘘じゃありません。

 だけど、テレビを見ていた患者さんの頭の中で2つの説がごっちゃになって、「足の裏がざらざらしていると寝たきりになる」なんてごじゃっぺな説になっちゃったんですね。

 

 まあでも、糖尿病があったりすると、足の裏のカサカサからばい菌が入って壊疽になって寝たきりになることはあるかもね。

 だから糖質の摂取を控えて糖尿病を予防しましょう。

 足の裏のカサカサはプロペトが効きます。ヒルドイドクリームなんかを塗っていると一時的には良くなっても後からよけいひどくなるからね。

子供だって筋肉痛になるよ

2018.2.02 カテゴリー|医療に関する迷信

 6歳の男の子

 今朝から右太ももとふくらはぎが痛いと言っているので、お母さんが連れてきました。

 大腿四頭筋と腓腹筋に張りと圧痛を認め、話を良く聞くと保育園で縄跳びの練習を一生懸命やっているそうです。

 「縄跳びのやり過ぎによる筋肉痛ですね。」と説明したら、お母さん

 「え~~~、子供も筋肉痛になるんですか~~~。」だって、

 

 子供だって筋肉痛になるよ。

 筋肉がしなやかで回復力が高いから大人よりはずっとなりにくいけどね。

 当院がある地域の保育園や幼稚園ではこの時期に縄跳び大会を行うので、園児たちは一生懸命練習をしてます。

 寒い中で同じ筋肉をずっと使い続ければ子供だって筋肉痛になります。

 だからこの時期に、筋肉痛の小さいこどもがたくさんきます。

 

 子供たちにとっては生まれて初めての筋肉痛だから、びっくりして大騒ぎします。

 それを見てお母さんたちは、まさか筋肉痛だとは思わないので、これまたびっくりして大騒ぎ。

 あわてて当院に連れてきたら、筋肉痛と言われてまたびっくりして安心する。

 というパターンがこの時期に外来で繰り広げられます(笑)。

 

 子供の筋肉痛は数日安静にすれば治ります。

 数日安静にしても治らないときは、骨腫瘍などの可能性もあるので念のためレントゲンを撮ります。

 

ギプス固定されていない関節はどんどん動かしましょう

2018.2.01 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 手首や足首、肘や膝の骨折では、骨がずれないようにギプスやシーネ(添え木)で固定します。
 ギプス固定されると、心配になりギプス固定されていない関節まで安静に動かさないようにする患者さんがいますが、それは間違いです。
 ギプス固定されていない動かせる関節はどんどん動かしてください。
 特に手や足の指の関節を動かすことが重要です。
 指を動かさないでいると、血の巡りが悪くなり、手や足がむくんできて、よけい指が動かしにくくなり、もっと血の巡りが悪くなる悪循環に陥ります。
 血の巡りが悪くなると、痛みやシビレが出てきて、骨のつきも悪くなります。
 最終的には指の関節が硬くなり動かなくなります。
 骨はついたけど、指が動かなくなったのでは、かえって不自由が残り治療した意味がありません。
 逆に、指をどんどん動かしていると、血の巡りが良くなって、むくみも無くなり、骨も早くつきます。
 指はどんどん動かしてください。
 
 また、最近は腕にギプスを巻いても三角巾固定をしません。
 三角巾固定すると、肩を動かさなくなるので、肩の関節が硬くなり後で痛みが残ります。
 現在使われているギプスは昔の石膏のギプスとは違い、軽くて丈夫なので、三角巾でつる必要はありません。
 指や肩だけでなく、動かせる関節は肘も膝も股関節もどんどん動かしてください。
 

ヤケドの治療にはかなり自信があるんだけどね

2018.1.23 カテゴリー|湿潤療法

 痛風などで10年くらい当院に通院している60代の男性

 先月、湯たんぽで低温やけどになり、当院を受診しました。

 低温やけどなので3ヶ月から半年くらいかかること、後から皮膚が壊死して悪化したように見えること、壊死した皮膚の下にばい菌が入って化膿したら壊死した皮膚を切開しなければいけないことなどを説明し、穴あきポリ袋を使用して自宅で処置する方法を教えました。

 腫れて痛くなったら飲むようにと抗生剤も処方しました。

 5日後に痛みが強くなったと受診しました。壊死組織を切開して、抗生剤を飲んでもらいました。

 翌日再診してもらいました。壊死組織は白く溶けてきていて、痛みも改善してきたので、同じ処置を続けてもらい3日後に受診するように説明しました。

 

 

 

 

 しかし、来院しませんでした。

 

 

 

 そして1ヶ月後、痛風の薬をもらいに来ました。

 ヤケドのほうはどうなっているかと聞いたら

 「ここ(にしぼり整形外科)は専門じゃないから、専門の○○皮膚科に通っている。」

 って、言われちゃった。

 あきれて「あっそうすか。」しか答えられませんでした。

 何かガーゼに白い軟膏がついていて包帯でぐるぐるまきにされていたけど、もうどうでもいいや。

 

 私、ヤケドの治療にはかなり自信があるんですけどね。夏井先生に太鼓判をいただいているし・・・

 トリガーポイント注射にも自信があるけど、痛みは目に見えないから、治ったかどうか患者さん本人しかわからないでしょ。

 でも、ヤケドは目に見えるから、うまく治せているなぁという実感があるんですよね。

 10年も通っている患者さんに専門じゃないとか言われるとがっかりしちゃうよ。

 ブログだけじゃなく、当院のパンフレットや、月1回発行している「にしぼり整形外科新聞」にも湿潤療法について書いているんだけどな。

 なんだか切ないよ。

 

関連ブログ 夏井先生から太鼓判をもらいました

http://www.nishibori-seikei.com/blog/2016/11/post-641.html

鎖骨骨折の治療について相談を受けました

2018.1.16 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

1月11日に当院の問い合わせフォームに宮崎県在住の方から鎖骨骨折に対する質問をいただきました。

 はじめまして、○○と申します、35歳男です
鎖骨骨折に関して。先生の意見を伺いたく連絡させていただきました。
意見を伺いたいのは、手術の是非についてです。
以下に経過を記載致します。
12/31に自転車事故にて、救急外来を受診して鎖骨骨折と診断を受けました
その後、正月休みで整形の先生が不在だったのと、予約が取れなかったことで、整形の先生に診てもらったのは1/11だったのですが、いきなり手術を勧められました。
骨の整復もなく、クラビクルバンドの締め方についても指導がない状態だったので、納得が出来ませんでした。
ただ、偽関節になる可能性の低さなど、手術を勧める理由も分かります。
出来れば、レントゲン写真を送らせて頂き、意見を頂けないでしょうか。
よろしくお願い致します。

お問い合わせありがとうございます。
画像を送っていただければ、多少のアドバイスを送ることはできます。
しかし、治療はできないので、もし可能なら近くにあるベテランの先生がやっている開業の整形外科クリニックを受診することをお勧めします。
若い勤務医は手術以外の治療法を知らないことが多く、ベテランの開業医は手術以外の方法に精通しているからです。
にしぼり整形外科 西堀靖広

西堀先生
早速の返信ありがとうございます。
画像を送らせて頂きます。
西堀先生のアドバイス通り、開業しているベテランの先生を探してみます。
ご多忙中にすみません、よろしくお願いします。
sakotu.jpg

画像を見ました。
鎖骨ベルトをきちんと巻けばくっつく可能性が高いです。
ベテランの先生を捜してください。
にしぼり整形外科 西堀靖広

 

 鎖骨バンドのきちんとした付け方も知らないで手術ばっかり勧める整形外科医が多くて困るよ。

 私は整形外科医になって最初の研修先だった保原中央病院の佐藤伸一先生に、鎖骨骨折の保存療法のやり方をみっちり教えてもらったので自信があります。

 しかし、ほとんどの整形外科医は手術重視で保存療法は誰でもできると馬鹿にして勉強しないので、結果的に保存療法が下手くそになります。

 佐藤伸一先生には、鎖骨骨折だけじゃなく様々な骨折の保存療法のやり方を教わったので、ギプスやシーネの巻き方にも自信があります。

 街で下手くそなギプスを巻かれている人を見かけると、患者さんが気の毒でイラッとします。

 「当院にくればいいのに」と思うけど、声かけたりしませんよ。

 不審者と思われて通報されたら困るので・・・

 

現在、佐藤伸一先生が開業しているクリニック

さとう整形外科内科クリニック https://byoinnavi.jp/clinic/259440

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