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中足骨骨頭若木骨折(珍しい骨折シリーズ①)

2020.4.23 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 12歳の男児

 自転車で転んで、変な風に左足をついて受傷しました。

 3日経っても痛みが取れないので当院を受診しました。

 触診で左第4趾MP関節に圧痛と腫脹を認めました。

 レントゲンを撮っても最初はどこが折れているかわかりませんでした。

21384a.jpg

 でも、よくよく見ると、第4中足骨骨頭が外側にくにゃっと曲がっていることがわかります。

21384b.jpg

 こんな骨折初めて見ました。

 子供なので自然矯正が期待できるし、関節面には異常が無いので、整復せずにこのままプライトンで外固定して治療しました。

 特に問題なく治りました。

 ググっても同じような画像が出てこなかったので、珍しい骨折なんじゃね。

 

俺がコロナウイルスに感染しているって噂が立っているらしい(笑)

2020.4.17 カテゴリー|その他

 私の母親が外出をしたら、「あんた、息子がコロナなのに外出していていいのか?」と言われたそうです。

 ・・・・・・

 えっ、どういうこと?

 俺が新型コロナウイルスに感染しているってこと?

 あのう、笠間市からはまだ1人も感染者が出てないのですが、どういうことでしょう。

 私が感染したら、さすがにNHK茨城放送でニュースになるとおもうけど。

 私が感染したら、最低2週間は休診しなければいけないけど、普通に診療しているし。

 

 少し考えればデマだってわかることを、私の母親に言うなんてそうとうな「コロナ脳」

 

 「コロナ脳」とは新型コロナウイルスを怖がりすぎて、頭がおかしくなっている人たちをさします。

 ドラッグストアで「マスクを出せ」と店員に怒鳴ったり、効くわけない空間除菌のカードを首にぶら下げている人たちのことです。

 当院にも数は少ないですが、コロナ脳の人たちが来ています。

 従業員や「たあぼう」をばい菌扱いしたり、「マスクが余っていたら売ってくれ」と言ってきたり。

 むかつく。

 

 私はコロナ脳みたいに頭がおかしくなっている人の相手をするのは苦手です。

 だからくだらないデマを信じるようなコロナ脳は来なくていいです。

 

 私は新型コロナウイルスに感染してませんし、それを疑う症状もありません。

 飯がうまくてしょうがないし、よく眠れるし、運動(筋肉体操、ゴルフ)もしているし、体調バッチリです。

 必要十分な感染予防対策も行っていますので、コロナ脳になってない患者さんは安心して受診してください。

もっと早くサインバルタを使うんだった。

2020.4.14 カテゴリー|トリガーポイント注射

 60代の女性

 12月頃から両膝に痛みが出現しました。

 2月に当院を受診しました。

 レントゲン上、初期から中期の変形性膝関節症でした。

 右膝には水も貯まっていたので、セレコックスを処方して水を抜いてケナコルトを関節内注射しました。

 でも痛みはあまり取れませんでした。

 その後も、ヒアルロン酸注射やトリガーポイント注射などを行いましたが、どれも効果が今ひとつでした。

 1ヶ月治療して、これは慢性痛になっていると説明して、「サインバルタ」を処方したら、すぐに痛みが改善しました。

 

 こんなことならもっと早くサインバルタを使うんだった。とちょっと後悔しました。

 この患者さんは12月から2ヶ月間も痛みを我慢していたせいで慢性痛になってしまっていたのです。

 

 痛みを我慢していると、痛みに対して敏感になり、痛みが悪化する慢性痛という状態になってしまいます。

 小難しい説明ははしょりますが、サインバルタには痛みに敏感になっている神経の働きを正常に戻す作用があります。

 

 私はサインバルタを処方するときに以下のように説明しています。

 「○○さんの痛みは、慢性痛になってしまっているので、普通の痛み止めがあまり効かないのようです。慢性痛に効く薬を出します。副作用で吐き気が出る人がいるので吐き気止めの薬も出します。吐き気や眠気が出ても3日くらいで落ち着きますから、軽い副作用なら我慢して飲んでください。副作用が落ち着いたら薬を徐々に増やしていきます。最大量まで増やした人はほとんどみんな良くなりますから、がんばって飲みましょう。」

日曜日はコロナウイルスの感染予防のため待合室の窓を開けて換気をします。暖かい格好で受診してください。

2020.4.10 カテゴリー|その他

 コロナウイルス騒ぎが収まりそうにありません。

 政府も緊急事態宣言なんかを出して大騒ぎです。

 当院は受付、診察、会計を手際よくやることで待ち時間ゼロを目指しているので、平日は待合室に人があふれることはありません。

 しかし、日曜日はたくさん患者さんが来てしまいすので、いくらがんばっても待合室が密集、密閉、密接環境になってしまいます。

 そこで集団感染防止の観点から、日曜日は密閉を避けるため待合室の窓を開けて換気をすることにしました。

 なので、どうしても日曜日に受診しなくてはいけない患者さんは、暖かい格好で受診してください。

 また、密集、密接を避けるために、特別な事情がない限り患者さんの付きそいの方は、車で待機をしてもらうことにいたします。

 ご協力をよろしくお願いいたします。

ぎっくり腰を脊椎麻酔で治療した貴重な症例

2020.4.09 カテゴリー|トリガーポイント注射

 私のゴルフ仲間で産婦人科の大ベテラン先生から若い頃にぎっくり腰になったときの話を聞きました。

 ぎっくり腰になり動けなくなったので、同僚医師に頼んで脊椎麻酔をかけてもらったら、すぐに良くなったとそうです。

 脊椎麻酔とは背骨の中を通っている脊髄(せきずい)という太い神経の入っている袋(脊髄腔)に針を入れ、その中に局所麻酔薬を入れることによって下半身(下腹部、下肢、足)の痛みを取る麻酔法です。脊髄くも膜下麻酔によって下半身(概ね臍から下)は感覚がなくなり、足を動かすこともできなくなります。患者さんの全身状態によっては血圧や呼吸に大きな影響をあたえることがあるので、全身管理が出来る環境(手術室など)で行います。

 脊椎麻酔は手術のための麻酔なので、ぎっくり腰の治療に施行することは健康保険上、認められていません。なので整形外科医にはぎっくり腰を脊椎麻酔で治療するという発想自体ありません。もしかしたら、ぎっくり腰に脊椎麻酔をかけた世界で唯一の貴重な症例なのではないかと興味深く話を聞きました。

 ぎっくり腰の原因は、腰やお尻にある筋肉の急激な痙攣です。脊椎麻酔をかければ腰から下の神経がすべて麻痺します。筋肉も完全に麻痺して弛緩するため激痛の原因である筋肉の痙攣は止まります。これがぎっくり腰に脊椎麻酔が効いたメカニズムだと思います。

 トリガーポイント注射のパイオニアである加茂淳先生は「椎間板ヘルニアの手術で一時的に痛みがよくなるのは、(手術によるプラセボ効果と)全身麻酔の時に使う筋弛緩剤で筋肉の痙攣がなくなり、トリガーポイントが一時的に改善するからだろう。」と言っています。

 今回の症例の結果から、加茂先生の仮説が裏付けられたと思います。

 

 ぎっくり腰の激痛の原因は筋肉の痙攣です。なので筋肉の痙攣を止めれば痛みは止まります。

 でも脊椎麻酔は健康保険上行うことは出来ません。自由診療でやるとしてもリスクが高すぎて外来で行うことは出来ません。

 その代わりに、トリガーポイント注射を打ちます。トリガーポイント注射で痙攣している筋肉に直接麻酔をかけることで激痛を和らげることが出来ます。

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