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右足ブロック????

2019.11.08 カテゴリー|その他

 小学校1年生の男の子

 右足首が時々痛くなるので受診しました。

 お母さん「学校の検診で『右あしブロック』と言われているので心配なんです。」

 「右足ブロック?????」

 聞いたことありません。私がボーっと生きている間に、新しい病態が発見されたのでしょうか?私も学校医をやっているで知らないでは済まされません。ちょっと焦りました。

 「右足ブロックって、聞いたことないんだけど、膝とか足首が引っかかって動かなくなるの?」

 「そういうことはありません。私もよくわからないんです。」

 仕方ないのでグーグル先生に教えてもらうことにしました。

 一番上に出てきたのは、「心電図」の文字、そして「右脚(うきゃく)ブロック」・・・

 「それって、もしかして心電図の話げ?」

 「そうです」

 「それは右脚ブロックといって心電図の波の異常で、右足首の痛みとは全然関係ないよ」

 ホッとしました。

 

 ちなみに、右足首の痛みは成長痛でした。

 1歳下に弟がいるそうなので、「さみしいとか悲しいとか感じたときに、足の筋肉がつって痛くなるんです。痛みを訴えたら、抱きしめてなでなでしてあげてください。」と説明しました。

すぐに治しちゃっても患者さんはいなくならないよ

2019.11.07 カテゴリー|トリガーポイント注射

 70代後半の女性

 2ヶ月前から右膝痛が出現しました。近所の病院を受診してレントゲンを撮り軟骨が減っていると言われ、痛み止め内服薬と湿布が処方されました。3週間、薬を飲んでも治らなかったのでMRIを撮ることになり、その結果「手術をしないと治らない。」と医師から言われ怖くなって、知人のKさんの紹介で当院に逃げてきました。

 診察の結果、右膝の内側にトリガーポイントを認めました。筋肉ではなく腱の痛みだっったので、ケナコルト注射を行いました。

 

 1週間後に再診した際に患者さんはこう言いました。

 「おかげですっかり良くなった。こんなにすぐに治しちゃったら患者さんいなくなっちゃうんじゃないの。」

 私はこう答えました。

 「よくなった患者さんが別の患者さんを連れてきてくれるから、大丈夫。」

 「そうだと思って、今日は私も2人連れてきた。」

 「それは、どうもありがとう。」

 

 この患者さんを紹介してくれたKさんはすばらしい人格者で、Kさんの紹介で受診してくれる患者さんも皆さんいい方ばかりです。

 いい人はいい人を紹介してくれるので、客層がどんどん良くなります。

 

 逆に、職員に暴言を吐くような馬鹿をのさばらせていると、馬鹿が馬鹿仲間を連れてくるので客層がどんどん悪くなります。

 なので職員に暴言を吐くような奴は治してやりません。

 

 しかし、痛み止め飲み薬が効かなかっただけで手術を勧めるってどうよ。

 トリガーポイント注射やヒアルロン酸の注射、サインバルタ内服など手術以外の方法を試しからでも遅くないはずです。

 まあ手術の方がお金になるからね。でもそれで患者が逃げちゃったら意味ないよね。

16歳で腰部脊柱管狭窄症の手術をやられた気の毒な患者さん

2019.10.31 カテゴリー|トリガーポイント注射

 30代の女性

 2週間前から腰が痛くなったと当院を受診しました。

 トリガーポイント注射をしようと服をまくってみると、腰に約20センチの大きな傷がありました。

 話を聞くと、16歳の時に腰部脊柱管狭窄症の手術を受けたそうです。

 「じゅ、じゅ、じゅ、十六歳で、脊柱管狭窄症の手術をうけたのぉぉぉぉぉ。」

 びっくりして叫んでしまいました。

 16歳で腰部脊柱管狭窄症とか、ありえねぇからね。

 腰部脊柱管狭窄症は加齢性変化で腰の骨や椎間板や靭帯が変形して神経を圧迫する病気です。

 16歳で神経を圧迫するほど腰の骨や靭帯が変形するわけないじゃん。

 手術後約20年たった現在のレントゲンを示します。

20625ap.jpg20625lt.jpg

 手術で骨を削ったあとはあるけど、全然老化してないし・・・

 マジで藪医者。腰にでっかい傷が残って、自分の娘だったらマジで泣く。

 

 ちなみに、今回の腰痛はトリガーポイント注射2回でよくなりました。

 

腰椎MRI所見で将来歩けなくなることを予言することは不可能です

2019.10.29 カテゴリー|トリガーポイント注射

50代の女性

腰痛と右殿部痛で某病院を受診しました。

そこで、X線検査とMRIを受け、

「腰部脊柱管狭窄症でこのままだと将来歩けなくなるから手術したほうがいい。」

と言われ、不安になって、家族に相談して当院を受診しました。

 

念のため腰椎のレントゲンを撮ると、年齢相応の変化だけでした。

「MRIを見ただけで、将来歩けなくなることを予言することは不可能です。だから、手術をしないと将来歩けなくなるという話は100%嘘です。」

「痛みの原因は腰やお尻の筋肉痛です。固くなっている筋肉に注射をして筋肉の緊張をとれば治ります。」

と説明しました。

一応納得してくれて、安心して帰って行きました。

でも注射は嫌いだそうで、トリガーポイント注射は受けていきませんでした。

注射して痛みが取れればもっと安心できるのにね。

 

腰椎MRI所見で、将来歩けなくなることを予言することは不可能です。

MRIでひどい腰部脊柱管狭窄症になっていても、何の症状もなくスタスタ歩いている高齢者がいくらでもいるからです。

MRI所見と痛みやしびれや歩行能力に相関関係がないことは科学的研究で証明されています。

 

そもそも、将来歩けなくなるから手術をした方がいいって考え方自体おかしくないですか。

だって、実際に歩けなくなってきてから手術したって全然遅くないもの。

 

まさか、金儲けのために患者を脅して手術を勧めているわけじゃないとは思うけどね。

超個人的・痛み止め内服薬評価

2019.10.25 カテゴリー|その他の治療について

 私が使用経験がある痛み止め内服薬に着いて、超個人的な評価をまとめたいと思います。

 あくまで個人的な感想で、エビデンスとかありませんから、文句言われても返答しませんよ。

 

ロキソニン けっこう効く。頭痛にも効く。胃粘膜障害や腎機能障害、顔や手足の浮腫みなどの副作用あり。

セレコックス ロキソニンと同じくら効く。胃粘膜障害などの副作用は少ない。使いやすい

ハイペン ロキソニンよりは効き目が弱い。胃粘膜障害などの副作用は少ない。なぜか腰椎圧迫骨折の痛みにだけすごくよく効く

ボルタレン かなり切れ味良く効く。胃粘膜障害の副作用がめちゃめちゃ多い。なので、内服薬より座薬の方が安全。インフルエンザ脳症の原因になるので座薬を含めて小児には使用しません。

ロルカム 効き目はハイペンくらい。副作用はボルタレンくらい。今は使ってない。

モービック あまり効かない分、副作用も少ない。今は使ってない。

上記の薬はNSAIDという痛み止めの種類で、すべて高齢者に使用すると腎機能障害から腎不全になることがあるので要注意です。

 

カロナール けっこう効く。副作用はほとんどない。年齢や体重で用量を変えられるので、適正な量を処方すればちゃんと効く。副作用が少ないので子供や高齢者にも使いやすい。錠剤がでかいのが難点。

 

トラムセット かなり切れ味良く効く。吐き気や眠気などの副作用があるが、胃粘膜障害はほとんど出ない。麻薬系の弱オピオイドとカロナールの配合剤

 

トラマール・ワントラム トラムセットからカロナールを抜いたもの。トラムセットより切れ味が落ちる。最近あまり使ってない。

 

サインバルタ 慢性痛に対して劇的に効くときがある。吐き気などの副作用がひどくて飲めない人が4人に1人くらいいる。副作用を抑えるため低用量20mgから開始して徐々に増量する。副作用をなく最大用量の60mgまで増やせればほとんどの人が良くなる。

 

リリカ 帯状疱疹後神経痛にはすごく効くけど、その他の痛みにはあまり効かない。ふらつきなどの副作用あり。

タリージェ 効き目はリリカと同じ。副作用は少し少ない。

 

オパルモン 腰部脊柱管狭窄症に対してよく処方されるが、これでよくなった患者さんを見たことがない。

 

リボトリール 抗てんかん薬だけど、慢性痛によく効く。五十肩の夜間痛とか、朝起きたときの痛みに特に効く。

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