HOME > 院長BLOG

院長BLOG

前の5件 5  6  7  8  9

骨折をした子供らにちゃんとした治療をしてあげたい

2019.10.24 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 私が大学病院での研修を終えて最初に赴任した先が福島県伊達市(旧保原町)にある保原中央病院でした。

 整形外科医が私と部長の佐藤伸一先生しかいない小さな病院でしたが、その分マンツーマンでいろいろと教えてもらえて、すごく勉強になりました。

 伸一先生は、もともとは埼玉の大きな病院の整形外科部長をしていたのですが、40歳を前に故郷の保原に帰ってきました。

 そして、都会の大きな病院をやめて、田舎の小さな病院に就職した理由を私に教えてくれました。

 「西堀ちゃんよ。俺はよ、骨折をした地元の子供らにちゃんとした治療を受けさせてあげたくてよ。戻ってきたんだ。」

 

 そんなわけで、伸一先生からは子供の骨折の治療法をみっちりと教わりました。

 あれから20年、自分なりに勉強してさらにグレードアップしています。

 なので子供の骨折の治療には自信があります。

 

余計な気を使って労災隠しするとかえって会社に迷惑をかけるよ

2019.10.10 カテゴリー|その他

 30代の男性

 以前から腰痛で当院に定期的に通院してトリガーポイント注射を受けていました。

 先月、家で捻挫をしたと当院を受診しました。

 長い付き合いで仕事の内容もよく知っていたので、「本当は仕事中にケガしたんじゃないの?」と何度も確認しましたが、「違います。家です。」と否定しました。

 ひどい捻挫だったのでシーネ固定をして3日後に再診するように説明しました。

 

 翌日、あわてて受診してきました。

 やっぱり本当は仕事中の怪我だったようで、上司に相談したら、「土下座してでも、労災に変更してもらってこい!」と怒られたそうです。

 

 労災隠しは犯罪です。

 労災隠しが発覚した場合には、罰則を課せられます。

 安全衛生法120条第5号では、労働者死傷病報告をせず、もしくは虚偽の報告をしたり出頭しなかった者に対しては、50万円以下の罰金に処する旨規定されています。
 労働基準監督署では、労災隠しが発覚すると、安全衛生法違反容疑で送検し、ほとんどの場合に罰金刑となります。
 さらに労働保険料の増額等の手続きが取られることになります。
 
 
 「会社に迷惑をかけたくない」とか余計な気を使って労災隠しをするとかえって会社にめちゃくちゃ迷惑をかけます。
 
 あと、診療内容を健康保険と労災保険のカルテにわけて入力しなおしたりしなければいけないので医療機関にもすごく迷惑をかけます。
 
 労災隠しはやめましょう。
 
 

トリガーポイント注射にステロイドは使いません

2019.10.08 カテゴリー|トリガーポイント注射

 なんかねぇ、また変なこと言われたのよ。

 ずっとアメリカ合衆国に住んでいて、ついこの間、日本に帰国してきた女の人なんだけど、受付でトリガーポイント注射について

 「この注射にはステロイドは入ってますか?」って聞いてきたので

 「入ってません」と答えたら

 「じゃあ、効くわけないわね。」だと。

 

 普通そんなこと言うか?びっくりだよ。

 

 ステロイドは抗炎作用が強いので、関節炎だったり腱鞘炎だったりの炎症性の痛みにはすごくよく効きます。

 でも、トリガーポイントは筋肉の炎症じゃないからね。ステロイドは効かないよ。

 トリガーポイントは筋肉が緊張して固まって血流が悪くなっている状態です。

 だから、局所麻酔薬で筋肉の緊張をほぐして血流を改善させると痛みが取れるのです。

 

 ステロイドを使った局所注射(トリガーポイント注射)は、昔は日本でもやられていましたが、効果が認められないので、現在は保険適応外です。

 だから今、日本でトリガーポイント注射にステロイドを入れる医者はほとんどいないと思います。

 

 アメリカって意外と遅れてるよね。

 

俺はショックだよ

2019.9.30 カテゴリー|その他

 60代の女性

 10年前から腰痛で当院に通院していました。9年前からは内科でもらっていた高血圧の薬も処方していました。

 ここ数年は、ごくたまに腰にトリガーポイント注射をするだけで、普段は「調子は悪くない」と言って、高血圧の薬だけもらっていました。

 先日受診した際、左ひざをかばって杖をついてびっこを引いていたので、びっくりしまして、

 「どうしたの?転んだの?」と聞いたら、

 「1カ月前にA病院で、左ひざの手術を受けてきた。」というのです。

 さらにびっくりしました。なぜならこの10年間、この患者さんから膝が痛いという話をただの一度も聞いたことがなかったからです。

 膝をかばって歩いているところも一度も見たことがありません。

 「俺は手術するほど膝が痛いって話聞いたことないんだけど、いつから痛かったの?」と聞いたら、

 「4カ月くらい前かな、それで近所の人に相談したらA病院がいいっていうから手術を受けてきた。」としれっと答えるのです。

 痛みが出てから少なくとも3回は当院を受診しています。しかもなんと、手術の前日も何も言わずに当院を受診しているのです。

 10年以上の付き合いで、信頼関係ができていると思っていた患者さんだったので、私はひどくショックを受けました。

 「普通は、近所の人じゃなくてまず整形外科の主治医に相談するんじゃないの?長いこと医者をやっているけど、こんなひどい侮辱を受けたのは初めてだ。今後、高血圧の薬は内科でもらうようにしてください。」

 と伝えたけど、なんか全然ピンと来てない感じだった。来月もしれっと高血圧の薬をもらいに来る予感がする。

 いろんな人がいるから、むかつくことはよくあるけど、こんなショックを受けることはめったにないよ。

 俺はショックだよ。

 

何度も書くけど、紹介状なしで大きな病院にかかっちゃダメだよ

2019.9.19 カテゴリー|医療に関する迷信

 70代の女性

 2ヶ月前から、上下肢の痛みが出現しました。すぐに、某総合病院整形外科を受診しました。若い医師に診察を受け、頚椎と腰椎のMRIをとり異常なしだったので、ノイロトロピンとリリカが処方されました。

 薬を飲んでも痛みがどんどん悪化するため、1ヶ月前に知人の紹介で当院を受診しました。

 

 痛みを訴えている手足を診てみると、ひどくむくんでいました。触診すると、痛いのは上下肢全体ではなく、肘や手首などの関節でした。関節リウマチやRS3PE症候群などの膠原病の可能性があると診断し、血液検査を行いました。

 その結果、体に炎症があると上昇するCRPと白血球が異常高値だったので、同じ某総合病院のリウマチ膠原病内科に紹介状を書きました。

 

 患者さんは「某総合病院の若い先生は、コンピューターの画面ばかり見ていて、痛いところを診てくれなかったし、顔も合わせてくれなかった。」と言いました。

 私は「そりゃそうだよ。まだ研修中の先生なんだから。某総合病院みたいなでかい病院は、若い先生の研修期間でもあるんだから、紹介状もなしに受診すると若い先生の練習台にされちゃうよ。画面ばかり見て、患部を診ないのは経験不足だから、顔を見ないのは自信がないからだよ。」と答えました。

 

 後日、リウマチ膠原病内科の先生からお返事があり、関節リウマチまたはRS3PE症候群の可能性が高いので精査加療するとのことでした。

 

 何度も書くけど、紹介状なしで大きな病院にかかっちゃダメだよ。

前の5件 5  6  7  8  9

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ